「項目」−「内容」というシンプルな構造は、アウトラインによる文書作成に慣れていない人でもわかりやすい。主な機能はツールバーやコンテキスト(右クリック)メニューにまとめられ、あえて通常のメニューバーを搭載しないなど、高い操作性を実現できるよう工夫されている。また、テキスト編集で装飾を行う際、直前に設定したスタイル(書体と色)を、ほかの部分にも適用できる(スタイルのコピー)など、細かい部分も使いやすい。
サンプル文書として、写真入りの料理のレシピ、あいうえお順の「住所録」の二つが用意されており、これらを参考にすれば、使いこなすためのツボを理解できるだろう。予定表、備忘録といった自分用のほか、コメント入りの簡単なアルバムを作って友人に渡すなど、アイデア次第でさまざまな使い方が考えられる。
(坂下 凡平)