外付けハードディスクやネットワークドライブにも対応した多機能ディスク監視・解析ソフト。視認性のよいインタフェースで、パソコンの“健康状態”がひと目でわかる。「HDD Sentinel PRO」は、ハードディスクの温度やS.M.A.R.T.情報などをリアルタイムで監視することにより、“異常の兆候”をいち早く検知し、対応できるようにするためのソフト。内蔵/外付けハードディスク、ネットワークドライブ、内蔵/外付けSSDなど、パソコンに接続されたさまざまなディスクの“健康状態”や“推定残り寿命”を一本でチェックできる。監視できる項目は多岐にわたり、「概要」「温度」「S.M.A.R.T.」「ディスク性能」「情報」など、計7枚のタブ画面を切り替えながら確認する。
「概要」では、全般的なパフォーマンスを示す「性能」や、エラーの状況などから判定された「健康状態」を確認できるほか、「推定残り寿命」や通算の通電時間、スタート/ストップ回数も確認できる。問題のあるセクタや弱っているセクタなどの有無も教えてくれる。
「温度」では、ディスク内の温度の計測データ(現在値、平均値、最高値(本日/全体)、最低値など)が表示される。一日の温度推移をグラフで表示させたり、各日の最小値/最大値の変化を日を追ってグラフで確認したりすることも可能だ。
「S.M.A.R.T.」では、ハードディスク/SSDの自己診断機能の計測データ(性能、実測値)を数値やグラフで確認できる。
「ディスク性能」では、転送レート(現在値、平均値、最大値)、通算のリード/ライト容量、1日あたりの平均リード/ライト容量を確認することが可能。
さらに「情報」では、インタフェース、コントローラ、モデルIDおよびATA情報、騒音管理設定といった、ディスクの詳細な情報を確認できる。
ディスクの性能を判定するテスト機能も搭載する。簡単なショートセルフテストのほか、拡張セルフテスト、ランダムシークテスト、表面テストの計4種類のテストを行うことが可能。目的や所要時間に応じて選べる。
そのほかにも、
- 検出された問題を記録して履歴を表示する「ログ」機能
- 健康状態や温度の数値が設定値を超えた際の警告「アラート」機能。
- 監視・測定データの集計レポートをファイル保存したり、メールで送信したりする機能
など、多彩な機能を備える。「アラート」機能では、警告時にバックアップ保存したり、シャットダウンしたりといった設定も可能。ハードディスク温度の閾値やアラートの内容などは、ユーザが細かく設定できるようになっている。