簡単な操作・設定で使えるフォルダアイコンのカスタマイズソフト。あらかじめ収録された100種類以上のアイコンに変更できるほか、ユーザの用意した好みのアイコンに変更することもできる。「Dr.Folder」は、デザインや色を変更して、フォルダの視認性を高めるためのカスタマイズソフト。シンプルな設定画面やで選択・指定したフォルダアイコンをすばやく変更できる。フォルダの選択・指定はエクスプローラのコンテキスト(右クリック)メニューからも行える。複数フォルダのアイコンをまとめて変更したり、変更したフォルダを既定のアイコンに戻したりすることも可能。システムデフォルトアイコンもカスタマイズできる。手持ちのPNG/JPEG/BMP/GIF形式の画像ファイルをICO形式に変換する機能も搭載する。
設定画面ではまず、カスタマイズ対象を「単一フォルダ」「複数フォルダ」から選択する。「単一フォルダ」では、選択した(カスタマイズ後の)アイコンをひとつのフォルダだけに割り当てるのに対し、「複数フォルダ」では文字通り、複数のフォルダに対して、まとめて割り当てることができる。エクスプローラのフォルダのコンテキストメニューで「Dr.Folderでアイコンを変更」を実行すると、「Dr.Folder」設定画面が開き、選択フォルダのパスが登録される。
カスタマイズ用のアイコンデータは、インストールフォルダの「icons」サブフォルダ内にカテゴリー別に保存されている。アイコンデータのフォルダはユーザが任意に指定することも可能だ。
アイコン変更時のオプションとして指定できるのは、
- 配布用のカスタマイズ済みフォルダを作成
- 選択したアイコンをすべてのサブフォルダにも適用
の二つ。「配布用のカスタマイズ済みフォルダを作成」は、カスタマイズ済みのフォルダをUSBメモリなどにコピーした場合にも、カスタマイズ設定が保持されるようにするためのオプション。初期状態でONになっている。「選択したアイコンをすべてのサブフォルダにも適用」は項目名通り、サブフォルダまで一括変更するためのものだ。フォルダアイコンを個別にカスタマイズするのとは別に、Windowsシステムが使用するデフォルトのフォルダアイコンを変更することも可能(選択したアイコンをシステムのデフォルトフォルダに適用する)。元に戻す機能も用意されている。
あらかじめ用意されたカスタマイズ用アイコンは、
- 【作業】「優先順位(高・通常・低)」や作業の「完了」「計画」、「承認」「保留中」など、作業の進捗に関連するもの(9種類)
- 【カラー】独自デザインのフォルダアイコンをベースにしたカラーバリエーション(12種類)
- 【評価】フォルダアイコンに五段階の星マークを組み合わせたもの(5種類)
- 【文字】吹き出しの中にアルファベットA〜Zの26文字(大文字のみ)があしらわれたもの(26種類)
- 【感情】スマイリーフェイス(いわゆるニコニコマーク)をベースに感情が表現されたもの(10種類)
- 【追加】Windowsや文書、ダウンロードなどのシステムフォルダ用としてデザインされたもの(18種類)
- 【ユーザアイコン】「グループ」「管理者」「ピープル」「お客様の声」「ユーザ構成」の各アイコン(5種類)
- 【番号】フォルダアイコンに丸付き数字0〜9が組み合わされたもの(10種類)
- 【種類別】「作業ファイル」「秘密ファイル」「重要ファイル」「一時ファイル」「グループ」の各アイコン(5種類)
- 【干支】干支を表す12種の動物(正確にはちょっと違う)があしらわれたもの(12種類)
の計112種類。設定画面でカテゴリーのフォルダをダブルクリックするとエクスプローラが起動し、当該フォルダに直接アクセスできるようになっている。