聴きたい放送局や番組を見やすい番組表でサッと選択して楽しめるネットラジオ再生・録音ソフト「ネットラジオレコーダー」の新バージョン。事前の「接続テスト」で、より確実に録音できるようになった。「ネットラジオレコーダー」は、インターネットで提供されるラジオのサイマル放送を再生(聴取)・録音するためのソフト。民間放送局「radiko.jp」および有料のエリアフリー放送「radiko.jpプレミアム」、NHKの「らじる★らじる」のほか、コミュニティFM局(JCBA系列/CSRA系列)の放送を楽しむことも可能。パソコンがスリープ状態でも、予約録音開始時刻に自動的にスリープを解除し、録音を実行できる。新バージョン「6」では、接続テスト機能が追加されたほか、CMなどを自動判別して削除できる「シーンチェンジ検出」機能も新たに搭載。さらに録音しながらのフォーマット変換できるようになり、録音状況(品質)を音声や受信バイト数で確認できるようになった。Windows/Mac対応のハイブリッド版になり、1本で計3台までのパソコンにインストールできる。
メイン画面は、番組表(ラジオ局別のタイムライン)を中心に、上部に「再生」「録音」「予約」の各ボタンが配置された見やすい構成。画面右側には、選択中番組の詳細情報が表示され、番組中のコーナー名やパーソナリティ、聴取者向けのメールアドレス、投稿用のTwitterアカウントなどがわかる。
使い方は簡単。放送中番組の再生・録音は、(1)ラジオ局名または番組名をクリックして選択し、(2)「再生」ボタンのクリックで、放送中の番組を再生(聴取)できる。さらに、(3)再生時に「録音」ボタンをクリックすると「録音」設定画面が開き、(4)終了時刻を設定して「OK」ボタンをクリックすれば、録音がはじまる。「録音」設定画面では、ファイル形式およびビットレート、保存先フォルダ、ファイルに付加するメタデータ(タイトル、アーチスト、ジャンル、アルバム)などを設定することが可能だ。
予約録音の設定は、
- 予約したい番組を選択して「予約」ボタンをクリック
- 「予約」設定画面で、開始・終了時刻、番組名を確認し、必要であれば内容を編集
- 繰り返し録音の場合は、継続する期間および頻度を指定(毎日、曜日指定。複数可)
という手順で行う。「キーワード予約」機能も搭載し、指定キーワードがタイトルまた詳細説明に含まれる番組を予約録音することが可能。キーワードは最大3個までを指定できる。さらに除外ワードを指定することも可能。該当する番組を予約から除外できる。予約録音が失敗してしまう対策として、新たに追加されたのが「接続テスト」機能。従来はネットワークの影響などで予約録音が成功しないこともあったが、事前に「接続テスト」を実行することにより、予約録音の確実性を高めた。「接続テスト」でエラーが発生しても、エラーメッセージで対策を施すことができる。
録音済みファイルの自動分類機能の強化も図られた。従来の「放送局名」「放送月」に加え、「タイトル」「アーチスト」「ジャンル」「アルバム」「放送局名−放送月(二階層)」「放送月−放送局名(二階層)」でも、自動振り分けを行えるようになった。
そのほかにも
- シーンチェンジ検出(音声ファイルを編集できる「切り取りツール」で、「番組とCM」「番組同士」の境目を自動判別)
- 録音済みファイルの連続再生・リピート再生・シャッフル再生
- 録音済みファイルの複数項目一括削除
など、数多くの機能が追加・強化された。2016年中の発売が予定されている「スマホ版ネットラジオレコーダー(別売)」とも連携する。パソコンで予約録音した番組をスマホで聴いたり、スマホ単体でもラジオを聴いたり、録音したりできるようになる。