異世界に迷い込んでしまった二人の女の子「奈恵」と「みか」が、生き残りを賭けて探索する謎解きアドベンチャー。ホラー要素満載で、怖い場面がたくさん。事故で怪我をした少女と見舞いに来た少女。二人はおどろおどろしい世界に迷い込む
「ミガカミカガミ」は、神隠しが噂される、とある田舎の病院を舞台にした、難易度高めの謎解きホラーアドベンチャー。買い物途中、乗っていたバスで交通事故に遭ってしまった二人の少女。二人の体験した恐怖の出来事が描かれてゆく……。
物語の舞台は幌穂別市(ほろほべつし)麻苗村(あさなえむら)にある三階建ての市立病院。この病院に腕の怪我で入院している中学生の「奈恵」と、彼女の見舞いにやって来た小学生の「みか」の二人がゲームの主人公。奈恵の怪我は、バス事故でみかを庇って、してしまったもの。入院後、みかが病院に来るのははじめてだった。
ところでこの病院には以前から奇妙な噂があった。病院は呪われており、入院した患者や医者がたまに行方知れずになる。それは「『ミガカミ様』という神様による神隠しなのだ」というもの。そのため、この病院にはミガカミ様の祠まで設えられていた。
久しぶりにみかと会ってはしゃぐ奈恵。しかし、そんな二人を恐怖が襲う。二人がミガカミ様の祠を訪れた直後から、ひとつ間違えると命を失うようなさまざまな怪異現象が巻き起こる……。
デストラップを切り抜け、謎を解き続けることで、次々と状況が変化してゆく
ゲームの内容はRPG形式のアドベンチャー。みかをプレイヤーキャラとして操作し、病院内のさまざまな場所を探索する(ゲームが進むと、奈恵を操作する場面も発生する)。序盤では、行けるところは極度に制限されているが、フラグを立てたり、謎を解いたりすると次々と状況が変化し、移動できる場所も増えてゆく。
操作はキーボードで行う。プレイヤーキャラの移動はカーソルキー。ゲームがある程度進んでからは【Shift】キーの同時押でダッシュも可能になるが、序盤ではダッシュを使うことはできない。敵から逃げる場面が多く、移動のキー操作は重要。そのほかにはスペースキー、【Enter】キーで目の前の物を調べたり、操作したりすることができ、【Esc】キーではメニューを開ける。メニューでは、二人の顔を見ることができるほかは、「ゲーム終了」「アイテム」の二つの項目があるだけだ。
アイテムは、自動で使われるものとそうでないものがある(自動で使われる場合が多い)。セーブは、マップ上に時折出現する小さな鏡の前でのみ行うことが可能。鏡の前では奈恵とみかが雑談できることが多い。