ソフトを開発しようと思った動機、背景
前作の発売から2年。第22回Vectorプロレジ大賞「印刷部門賞」を受賞した「らくちん位置合わせ印刷」は、多くの反響をいただきました。その中で特に多かった「微妙な位置合わせも簡単にできるようにしてほしい」というご要望を受けて、文字の入力機能を大幅に改善しました。また、弊社が独自に行ったアンケートによると、「賞状」「のし紙」「領収証」といった文具店で購入しているようなアイテムを自分で手軽に作成したいというご要望も多くいただき、本製品で作成できるようにしました。さまざまなシーンでご自宅のプリンタを活用していただけたらと考えています。
開発中に苦労した点
最新版では備考欄やコメント欄などで長文を打ち込むときに便利な「自動折り返し」機能を搭載しました。いままで通り、氏名や電話番号など1行の文字入力に特化しつつ、長文の入力も便利にできるようにする必要があるため、機能のバランスを取るのに苦労しました。
また、細かなところでは文字の位置を合わせやすくするためのインタフェースにこだわりました。例えば「文字間/行間調整」「フォントサイズ変更」は前作から搭載されていた機能ですが、「+」「−」のボタンで調整できるように変更しました。いままでは数値を指定する形だったため、「枠からはみ出しているので、あともうちょっとだけ文字サイズを小さくしたい」というときに、いろいろな数値を入れて試す必要がありました。最新版では「現在の値に対してあと1ポイントだけ小さくする」ということが可能になり、画面を見ながら直感的に細かな操作をすることができるようになりました。
ユーザにお勧めする使い方
「らくちん位置合わせ印刷」には、「本紙印刷(スキャンした背景は印刷せず、書き足した文字だけを印刷)」と「コピー印刷(スキャンした背景と書き足した文字の両方を印刷)」の二通りの印刷方法があり、多くの方は「本紙印刷」の方を使われると思います。
申込書や振込用紙など、決まったフォーマットの書類に対して上から印刷するという形で利用されている方が多いようです。また、「PDF文書を読み込んで、その上に書き込んで印刷する」という使い方もお勧めです。
さらに最新版では「賞状」「のし紙」「領収証」など「コピー印刷」を利用することを目的としたサンプル素材も収録しましたので、これらを作る機会がありましたら、ぜひお試しください。
今後のバージョンアップ予定
最初のバージョンの発売から2年、多くのユーザ様の声を取り入れてバージョン「2」に進化しました。今後もたくさんのご意見・ご要望をお待ちしております。収録・配布してほしいサンプル素材などもございましたら、ぜひ弊社までご連絡ください。
((株)メディアナビ)