軽快に動作する、シンプルなレジストリエディタ。マルチタブを使った検索結果の一覧表示などで、レジストリの効率的な閲覧・編集を可能にする。「Registry Finder」は、OS(Windows)やアプリケーションの設定情報が記録されたレジストリの閲覧・検索・編集を行うためのソフト。Windows標準のレジストリエディタ(regedit.exe)の基本機能を引き継ぎつつ、ツールバー、アドレスバー、タブバー、履歴表示機能、Undo/Redo機能などを追加し、さらに強化された検索・置換機能を搭載することにより、操作性や検索性を大幅に向上させている。オプション設定により、通常はアクセスできない「隠し属性のキー」のみを検索することも可能。
起動すると自動的にローカルコンピュータのレジストリが読み込まれ、「レジストリ」タブ画面に表示される。ネットワークレジストリに接続したり、レジストリの検索を行ったりした場合にも、それぞれ新たなタブ画面に表示される仕組み。タブ画面を重ねて表示させたり、左右・上下に並べて表示させたりすることも可能。メイン画面下部には「履歴」表示エリアが用意され、編集を行った日時や内容が記録される(「履歴」は非表示にすることもできる)。
メイン画面左側のレジストリツリーで選択したキーは履歴として記録され、ツールボタンを使って前後のキーに移動したり、ドロップダウンリストで選択して移動したりできる。参照頻度の高いレジストリキーはregedit.exe同様、お気に入りに登録することが可能。regedit.exeからのお気に入りのインポート機能も搭載する。
レジストリの編集では、新規キーの作成、新たな値の作成、コピー、削除、リネーム、パスのコピーなどを行える。リスト内の値をすべて選択したり、選択を反転したりすることも可能だ。
検索機能では、過去に使用した文字列をドロップダウンリストから選択できるほか、
- 検索する対象(レジストリ全体または特定のレジストリキー内。レジストリキーはレジストリツリーからの指定と履歴からの選択が可能)
- 検索オプション(キー、値、データの選択に加え、大文字/小文字の区別や文字列の完全一致を指定できる。変更された期間を、カレンダーを使って指定できる)
- 結果オプション(直前の「検索結果」タブ画面をクリアして新たに結果を表示するか、新規の「検索結果」を作成して表示するかを選べる)
といったオプションを指定することが可能。「検索結果」では、キー、値、データタイプ、サイズ、更新日時などを確認でき、マッチングした文字が赤く強調表示される。置換機能を使用することもでき、置換対象の範囲(全アイテムまたは選択アイテムのみ)やキー、値、データの指定などを行える。レジストリの保存も「検索結果」から実行することが可能だ。そのほか、
- 「検索結果」で選択した項目があるレジストリツリーへ移動する
- レジストリ項目へのアクセス権限を変更する
といったこともできる。