シンプルなデザインの画面でパーティションの管理・操作を行える「EaseUS Partition Master Professional」の新バージョン。ディスクのクリーンアップ/最適化機能などが追加された。「EaseUS Partition Master Professional」は、パーティションの移動やサイズ変更、分割・結合、削除してしまったパーティションの復元などを簡単・安全に行える、個人ユーザ向けの多機能パーティション管理ソフト。新バージョン「11」では、クリーンアップ/最適化機能が追加されたほか、作成できるWindows PE起動ディスクの性能が向上。さらに、インタフェースが改善され、使われる頻度の高い機能を見つけやすくなった。システムの移行やクローンの作成も従来以上に安定して行えるようになった。
メイン画面は、上部にパーティションテーブル(パーティションの情報が表示されるリスト)、下部にはディスクマップ(使用状況がグラフィカルに表示されるマップ)が配置された構成。ディスク/パーティションの状態をわかりやすく確認できる。ユーザの選択したパーティションに応じて、画面左側の操作パネルに表示される“利用可能な”機能が切り替わる仕組み。設定が終わるといったん保留状態になって操作パネルに登録され、その後、そのまま実行したり、設定をやり直したりできるようになっている。
操作パネルからディスクに対して実行できる主な機能は、
- ディスクをコピー
- OSをSSD/HDDに移行(システムドライブのみ)
- ディスクをアップグレード(クローンコピーの作成)
- すべてのパーティションを削除
- データ消去
- MBRを再構築
- サーフェーステスト
- プロパティを見る
- MBR/GPTの変換
など。また、パーティションに対して実行できる主な機能は、- パーティションのサイズ調整/移動
- パーティションをコピー
- パーティションをマージ(結合)(ベーシックディスクのみ)
- 論理ディスクに変換
- ボリュームラベルを変更
- ドライブレターを変更
- FAT→NTFSの変換
- ダイナミックディスクをベーシックディスクに変換
- MBRディスクに初期化/GPTディスクに初期化
- アクティブパーティションを設定
- パーティションをチェック
- パーティションの非表示
- パーティションを削除
- パーティションをフォーマット
- パーティション上のデータを消去
- パーティションを閲覧
- プロパティを見る
などとなっている。これらの機能はメニューバーから実行することが可能。さらにツールボタン「OSをSSD/HDDに移行」「クリーンアップ/最適化を実行」「データを除去」からもそれぞれの機能を利用できる。「クリーンアップ/最適化を実行」は、バージョン「11」で新たに追加されたもの。不要なファイルや大容量ファイルを消去したり、ディスクの最適化(デフラグ)を行ったりすることが可能だ。Windows PEの起動ディスクを作成することも可能。「USBメモリへの作成」「CD/DVDの作成」「ISOファイルの作成」の各オプションを選択・指定できる。
対応するファイルシステムはFAT12/FAT16/FAT32/NTFS/EXT/EXT3(EXT/EXT3ではパーティションの作成、削除、フォーマット、リカバリーなどが可能)。IDE/SATA/SCSI/USB/FireWire接続されたハードディスクおよびUSBメモリなどのデバイスで利用できる。最大8TB、32台までのディスクに対応する。
【編集部注】本稿は製品発売前のβ版をもとにまとめられています。発売された製品と内容が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。