快適な日本語入力・変換環境を追求する「ATOK」シリーズの新バージョン。“ユーザの意図をくみ取り、本来行いたかった入力を効率的に行える”よう強化された。「ATOK for Windows」は、高い変換精度、多彩な入力・変換支援機能などが特徴の高性能日本語入力システム。Windows 10/8.1のタッチキーボードでも快適に利用でき、Windowsストアアプリにも対応する。新バージョン「2016」では、推測変換機能や補正入力機能をさらに強化。新たな電子辞典検索アプリ「ATOKイミクル」を搭載した。さらに変換候補の文字サイズを簡単に変えられたり、休憩を取ることを勧める機能が搭載されたりと、ユーザの健康面にも配慮した。[プレミアム]は[ベーシック]のすべての機能に加え、限定サービスや辞書・辞典が追加された上位版。
新バージョン「2016」では、新語や地名などの辞典がさらに充実。文節区切り判定精度の向上が図られるなど、基本機能に磨きがかけられたほか、数多くの機能強化・追加が行われた。
●「ATOKタイプコレクト」の機能向上
誤入力してしまった文章から本来意図した内容を推測してくれる「ATOKタイプコレクト」の効率が、従来の約2倍に向上した。指がホームポジションからずれてキー入力してしまったような場合でも、正しい語句を推測し、候補として表示する。
●誤変換時の学習取り消し
誤変換のまま確定してしまった語句の学習を【BackSpace】キーで取り消すことができる。誤変換のまま学習したり、候補の優先順位が変わったりするのを防ぎ、辞書メンテナンスの手間が省ける。
●辞書登録されていない語句も変換候補にする「ATOKインサイト」
Webブラウザやメール、ワープロ文書など、そのときに表示されているアプリケーションから語句を自動抽出し、内容を推測候補として利用する機能。学習などの操作は不要で、表示内容に応じて、その場で変換候補が切り替わる。
●表示中の文章から辞典検索を行える「ATOKイミクル」
選択した語句の意味を「ATOK」の連携辞典を利用して調べられる機能。文字入力(変換)中だけでなく、Webページ上の文字列なども電子辞典検索できる。
●変換候補の文字サイズ選択
変換候補リストの文字サイズを好みに応じて拡大できる機能。変換候補リスト上のルーペアイコンをクリックするとポップアップメニューが表示され、100%から200%の間で選択できる。
●ユーザの疲れを検知する「リフレッシュナビ」
入力作業の時間やタイプ数、ミスの数などを参考に、ポップアップメッセージで休息を促してくれる。時間帯ごとの統計なども確認できる。
[プレミアム]では、「Office連携ツール for ATOK」「ATOKダイレクト for Excel」およびATOK連携電子辞典が付属する。「Office連携ツール for ATOK」は、Microsoft Office上から単語登録や電子辞典検索を行える機能拡張。「ATOKダイレクト for Excel」を利用すれば、Excel上での文書作成を省力化できる。
電子辞典は[ベーシック]にも付属する「乗換案内 駅名変換辞書 for ATOK」に加え、[プレミアム]では、大修館書店の「ジーニアス英和辞典第5版」「ジーニアス和英辞典第3版」および30万項目・約30万用例が収録された小学館の「精選版日本国語辞書」を搭載。もちろん「ATOKイミクル」を利用して、手軽に電子辞典検索を行うことが可能だ。
そのほかにもWebとの連携機能(ATOKクラウドサービス)として、
- パソコンやモバイル機器との間で登録単語を共有できる「ATOK Sync アドバンス」
- 最新流行キーワードをネット配信する「ATOKキーワードExpress」
- 入力しながらリアルタイムで翻訳できる「8ヵ国語クラウド翻訳変換 for ATOK」
を利用できる。