ランダム生成されるダンジョンで敵と戦ってゆく横スクロールアクションRPG。充実した成長システムが特徴。引き籠もり気味のパン屋の娘を成長させ、強力な戦士に育て上げる
「ASTLIBRA ミニ外伝 〜幻霧の洞窟〜」は、突如、消息を絶った町の英雄たちを探すため、モンスターと戦いながらランダムダンジョンを探索するアクションRPG。主人公を成長させ、武器や防具、魔法を強化しながら戦闘し、探索を進めてゆく。コマンド入力を駆使してテクニカルな戦闘を行うこともでき、アクションゲームが苦手な人から得意な人まで、幅広く楽しめる。ソフト名の通り、本編「ASTLIBRA」(現在、制作中)の外伝で、ストーリーは一本道。
ゲームの主人公は、とある城下町に住むパン屋の娘。自宅であるパン屋の前を掃き掃除する以外は、平和な町でほとんど引き籠もって生活をしていた。しかし、この町の英雄だったギルドの者たち三人が突然、消息を絶ってしまい、町の平和はもろくも崩れ去る。この城下町では近郊の魔物退治をギルドに頼りきりで、三人がいなくなったことにより、町の中まで魔物が出現するようになってしまった。魔物が町を襲った日、主人公の頭の中に何者かの声が届く。そして、その声に導かれるままに魔物と戦い、勝利を収める。
声の主はなんと「ポリン」という名の犬。「幻霧の洞窟」で消息を絶ったギルドの者たちの探索に主人公の力を借りたいという。主人公の妹「コムギ」は重い病を患い、ギルド頼みだった薬が届かない状態。いつ容態が悪化してもおかしくなかった。妹の薬のため、主人公はポリンに協力することを決意する……。
ランダムダンジョンで敵と戦いながらスイッチを探し、蓋を開けて次の階層に移る
ダンジョン探索に特化したアクションRPG。毎回、ランダムにマップが生成されるダンジョンに潜り、出現するモンスターと戦いながら内部を探索してゆく。ダンジョンは複数の階層からなり、それぞれの階層は「辺境」「湿地」「火山」などと、趣がガラッと変化する。
各階層はさらに10のサブ階層で構成される。下のサブ階層に降りるには、サブ階層のどこかにあるスイッチを操作して、飛び降りるための穴の蓋を開く必要がある。いったん穴から飛び降りたら、上に戻ることはできない。各サブ階層には複数の部屋があり、それぞれの部屋は扉をくぐることで行き来できるようになっている。
ゲームの目的は、ダンジョンの最深部に到達すること。ダンジョンから町への帰還は「ユグドラシルの泉」というアイテムを使う。ダンジョン内のどこからでも帰還できる(周囲に敵がいないことが条件)。サブ階層を5層クリアすると中間地点があり、中間地点から外に出ることも可能。ただし、町に帰還すると主人公のレベルは1に戻ってしまう。攻略の再開は、各階層の第一サブ階層または中間地点からとなる。
サブ階層の10層目にはボスが待ち構えている。ボスとの戦闘に勝利すると新たな階層にチャレンジできるようになる(新たな階層に入る前に特定のアイテムが必要になることもある)。
セーブは、自分の部屋、町の出口の前、ボス部屋の前にあるセーブポイントで行える。
多彩でユニークな成長システムを駆使して主人公を強化
主人公の強化方法は多岐に渡る。武器、防具、装身具は店屋で購入できるが、購入に際してはお金だけでなく、それぞれの装備に応じたアイテムが揃っている必要がある。これらの装備は、ダンジョン内で倒した敵が時折落とす宝箱から入手できるが、装備の入った宝箱を開けるには鍵が必要。鍵は店屋で購入することはできない。鍵を入手するには、モンスターが落とすアイテムをレシピに従って合成する必要がある(鍵のない宝箱や、店屋で鍵を購入できる宝箱も存在する)。
倒したモンスターは、各種アイテムだけでなく、宝石に似た形のフォースも落とす。収集したフォースをGROW画面で使用すると、主人公の攻撃力、防御力、魔導力など、各種能力を成長させることができる。攻略が進み、LIBRA画面でアストレイアの天秤にアイテムを乗せると、乗せたアイテムに応じた効果が得られる。
妹のコムギに話しかけると、アイテムと引き替えに各種奥義書や攻撃力、防御力、魔力などを上昇させるカードを入手できる。各種カードはダンジョン内の宝箱から入手することも可能だ。