使いやすいスケジュール管理・タスク管理サービス「Todoist」のWindows用クライアント。ワークフロー管理手法「GTD(Getting Things Done)」に準拠する。「Todoist」は、やるべきこと(タスク)をリスト化することにより、スケジュール管理を効率よく行えるようにするWebサービス。アカウントとパスワードを登録し、サイトにサインインして利用する。マルチプラットフォームに対応し、Windows用のほか、OS X、iOS、Android用クライアント、さらにはChrome、Firefox、Outlook、Gmail用プラグインなども用意され、計15のプラットフォームで利用できる。
メイン画面は、
- インボックス(未分類のタスクを入力する)
- 今日・次の7日間(すべてのタスクが日付ごとに表示される)
- プロジェクト(分類されたタスクを入力する)
の三つのエリアで構成される。使い方は自由だが、「タスクを思いついたらインボックスに登録し、時間があるときにプロジェクトごとに分類・整理」してゆくのが一般的。プロジェクトに直接タスクを入力することももちろん可能。サンプルとして「Personal(個人用)」「Shopping(買い物)」「Work(仕事)」「Errands(用事)」「Movies to watch(見たい映画)」の各プロジェクトが用意されており、必要に応じて追加・編集などを行ってもよい。登録されたタスクは、次回起動時にすぐに確認することが可能。「今日」および「1週間以内」のタスクが曜日順に表示され、やるべきこと」がひと目でわかるようになっている。
インボックスやプロジェクト内のタスクは、日付、優先度、名前、担当者で並べ替えることができる。プロジェクトやタスクを階層化することも可能。下位のプロジェクト/タスクは一字下げにできる。タスクに優先度(四段階)を設定し、優先度別に振り分けることも可能だ。
完了したタスクの数をカウントし、ユーザの「生産性」を評価する機能もある。1週間分の完了状況をグラフで確認できるほか、完了した数に応じて「カルマ」と呼ばれる得点が与えられ、さら“初心者”から“達人”までにランク付けされる。
無料で利用できるが、有料(3,500円/年)の「プレミアム」では、ラベルやフィルタ、リマインダ、自動バックアップなどの機能を利用できるようになり、プロジェクトの共有可能ユーザ数も増える(さらに上位の「ビジネス」もある)。