「複数ウィンドウのプレビュー表示」「ホットキーによるウィンドウ切り替え」の両機能が統合されたユーティリティ。マルチディスプレイ環境にも対応する。「かえかえ君」は、デスクトップ上に開かれたウィンドウをプレビュー表示し、ホットキーで瞬時に切り替えられるソフト。ウィンドウ上の動きは、ほぼ瞬時にプレビューに反映され、たくさんの画面をリアルタイムで閲覧したり、操作したりするときに便利。例えば「いくつものウィンドウをプレビューで監視しながら、必要なときにウィンドウをアクティブにして操作する」といった使い方ができる。
メイン画面は四つのプレビューパネルで構成される。プレビュー表示対象ウィンドウの登録は、
- 任意のパネルを選択し、コンテキスト(右クリック)メニューの「ウィンドウを選択する」をクリック
- 「ウィンドウの選択」画面で、起動中プロセスの一覧から登録したいウィンドウを選ぶ
- 「ウィンドウ全体を選択」または「ウィンドウの内側(=クライアント領域)」のボタンをクリック
すればよい。起動中プロセスの一覧では、各ウィンドウの「アイコン」「タイトル」「起動日時」「PID」「プロセス名」を確認できるほか、選択したウィンドウが小さくプレビュー表示される。キーワードでリストを絞り込むことも可能だ。メイン画面のサイズは、フレームのマウスドラッグにより自由に拡大・縮小することが可能。デスクトップの上/下/左/右に固定することもでき、固定時のサイズ(幅・高さ)はpixel値で設定できる。プレビューパネルの配置は、標準の「2×2」のほか、「縦配置」や「横配置」に設定することも可能。パネルに表示されるウィンドウの入れ替えも行える。
ウィンドウの切り替えは、マウスクリックまたはホットキーで行える。標準状態で設定されているホットキーは、
- ウィンドウ1を表示:【Ctrl】+テンキーの【7】
- ウィンドウ2を表示:【Ctrl】+テンキーの【8】
- ウィンドウ3を表示:【Ctrl】+テンキーの【4】
- ウィンドウ4を表示:【Ctrl】+テンキーの【5】
- 前のウィンドウを順に表示(1→4→3→2→1…):【Ctrl】+テンキーの【1】
- 次のウィンドウを順に表示(1→2→3→4→1…):【Ctrl】+テンキーの【2】
さらに、- メイン画面を表示:【Ctrl】+テンキーの【3】
- 全ウィンドウを最小化(メイン画面を含む):【Ctrl】+テンキーの【0】
といった操作も行える。すべてのホットキーは、ユーザの好みでカスタマイスすることが可能だ。起動オプションでは、
- ホットキーを無効化した状態で起動する
- 特定のプロセス名のウィンドウを一括登録する
といった指定も行える。