二つの世界で魔物と戦う若者五人の姿が描かれたファンタジーRPG「魔法戦士コネクターズ!」の後日談。魔法戦士は自らの意思で戦う……。五人の魔法戦士それぞれの物語を楽しめる
「魔法戦士コネクターズ! Another Stories」はその名の通り、若き魔法戦士たちを主人公にした前作「魔法戦士コネクターズ!」の“もうひとつの物語”。五人の魔法戦士それぞれが主人公の五つのルートをプレイできる。誰を主人公に選ぶかによって、ストーリーやサブイベント、出現マップなどが異なってくる。前作をプレイしていなくても楽しめるが、先に前作をプレイしていることが推奨されている。
主人公として選択できるのは、魔法戦士「ワタル」「スミカ」「ヤマト」「アヤネ」「クオン」の五人。主人公が備えた「スタイル」を使用することで、戦闘中はパーティ全体に主人公の特殊能力が付与される仕組み。最初の攻略に誰を選択するかがゲームの大きなポイントになっている。
「ワタル」を選択した場合は、城から依頼されたクリスタルを回収するために林道へと向かうことになる。初期スタイルは「物理反撃」「金銭亡者」「物理特化」「一点集中」。
「スミカ」の場合は、山奥の村「プアースト」で村長からの依頼を受けることになる。初期スタイルは「異常晩餐」「高速攻撃」「回避集中」「連撃体勢」。
「ヤマト」を選択すると、年に一度の神夜祭に賑わうプロクトで「血塗れの神」の目覚めを阻止するため、アーイラ神殿へと向かうことになる。初期スタイルは「安全第一」「経験吸収」「防御特化」「弱体耐性」。
「アヤネ」を選択すると、ワタルが勝手に受けてきた依頼で魔物討伐に向かうことになる。初期スタイルは「仲間愛着」「薬剤修士」「魔法特化」「魔法反射」。
「クオン」の場合は、嫌な魔力の正体を突き止めに行くことになる。初期スタイルは「魔力倹約」「素材回収」「実力勝負」「属性知識」。
アナライズと魔法石魔法を駆使して、強力な敵に勝利しよう
ゲームは、ダンジョン内を探索してモンスターと戦い、勝利して経験値やお金、アイテムなどを獲得するファンタジーRPG。
ただし、RPGの煩雑な部分はかなりシンプルにまとめられている。拠点から拠点への移動は「マップ移動」を使って一瞬で行える。しかも、どこでも使えるのが特徴。ピンチのときなどは、ダンジョン内の奥まった場所からでも一瞬で自宅に帰還することが可能だ。自宅に帰れば、即全回復する。町での買い物は、道具屋で回復系のアイテムを購入するだけでよい。
キャラの強化は、装備の強化および魔法石の装備で行う。装備には「武器」「身体」「オーブ」があり、それぞれ個別に能力を強化したり、付与したりすることが可能。武器とオーブは各ルートのクリア後に、また防具はサブダンジョンのクリア後に上位のものを入手できるようになっている。
魔法石は、戦闘で得た素材をもとに合成することが可能。
- 追加効果を得ることのできるもの
- 魔法石魔法を取得できる魔法石
を作ることができる(魔法石には、合成では入手できない特殊なものも存在する)。そのほか、各キャラともに新たなスタイルを修得できるスタイルイベントが用意されている。戦闘はCTB(カウントタイムバトル)形式。キャラのすばやさなどに応じて、タイムラインに並んだ順に敵味方が行動する。戦闘で使用できるコマンドは「攻撃」「固有技」「魔法石魔法」「スタイル(主人公のみ)」「防御」「アイテム」「逃げる」の七つ。エンカウントはイベント戦闘を除き、ランダムエンカウントとなっている。