子どもの発達年齢を判定し、認知機能を向上させるために開発された学習ソフト。簡単なゲームやクイズ、パズルなどの「タスク」で子どもの脳機能をチェックしながら、バランスよくトレーニングできる。「こども脳機能バランサー プラス」は、パソコンを使った簡単な遊び(タスク)を通して、子どもの発達の度合いを判定し、脳機能のトレーニングを行えるソフト。語彙を増やしたり、文章理解力や空間認識力を高めたりすることができる。タスクの難易度は、子どもの発達度合いやバランスに応じて細かく調整することが可能。どの子どもでもすべてのタスクにチャレンジできるよう配慮されている。
収録されたタスクは、医師や療法士などの専門家が考案・検証した、
- 四つの色違いのライトが光る順番を覚えてタッチする「フラッシュライト」
- ライトが指定した色に変わったらタッチする「スピードタッチ」
- 無作為に置かれたトランプを数の順にタッチする「しかくさんかく」
- 穴から顔を出すモグラにタッチする「もぐらたたき」
- 見本と同じ形を探し出す「ジャストフィット」
- 積み重なったブロックの数を当てる「ブロック」
- 自動車をゴールまでマウスドラッグで導く「くるま」
- 見本と同じ形のブロックを当てる「立体フィット」
- 音声の内容に合うものを選択肢から当てる「ききことば」
- 指定した文字ではじまるものを選択肢から当てる「はじめのもじ」
- 左右に置かれた言葉や絵から、関連のあるものを線で結ぶ「ことば」
- いくつかの特徴(ヒント)に合うものを選択肢から当てる「わたしはだれ?」
- 隣り合う同じ色のボールを消してゆくパズル「さめがめ」
の13種類。「注意力」「言語力」「空間認識力」の三つの「力」に分類され、得意・不得意なジャンルをバランスよく補うことで、脳機能をトレーニングできる。さらに、タスクごとに難易度をやや優しくした「かんたんモード」や、最初からトライできるタスクの制限をなくし、自由に選べる「セレクトモード」を搭載。子どもの発達のバランスや度合いに応じて、ユーザが設定できるようになっている。文字を読めない幼児にも使えるよう、すべてのタスクには音声による操作ガイドが付属する。タッチパネルにも対応し、パソコン操作に慣れていない子どもでも、楽しみながらタスクを行うことが可能。文字・音声ともに英語に変換された「英語モード」も搭載する。
各タスクを完了すると、成果に応じた数の「スタンプシール」がもらえる。スタンプシールをたくさん集めると、挑戦できるタスクの種類が増えたりし、シールの収集を励みに、子どもがステップアップしてゆける。
実施したタスクの履歴は自動保存され、日々の成長の過程が記録される。タスクごとに──メーカーが作成した各年齢別の成績データを基準にして──子どもの発達年齢と発達指数(100を基準とした発達の度合い)が表示されるほか、各タスクを集計した総合的な成績一覧リスト、注意力・言語力・空間認識力のバランスチャート、日々の成長を示すグラフなども自動的に作成される。必要なデータは印刷したり、ファイルに保存したりすることが可能だ。