オリジナルキャラを作成して楽しめる、半自動のリアルタイム戦略ゲーム。つけた名前によってキャラステータスや技が自動的に決定される。旅に出た女剣士は奇妙な力を持つ少女と出会い、ともに旅をすることに
「雛型戦略」は「女剣士と、魔物を創る力を持つが戦闘能力のない少女との二人が旅をする」という設定のリアルタイム戦略風ゲーム。キャラメイキングで生成されたユニットを配置して戦わせる。お金を使ってキャラのレベルを上げたり、技名を入力してオリジナルの技を身につけさせたりすることも可能。
ゲームの主人公は「桜弐与」という名の女剣士。幼い頃から父親に教えられた家伝の剣術はかなりの腕前。ある日、父親の命で生まれ育った村を出て、旅をすることになる。といっても特に目的はない。「どこに行こうか」と悩んでいるときに偶然、モンスターに襲われている少女を見つける。モンスターは難なく撃退したが、少しやり過ぎてしまい、少女にもダメージを与えてしまった。
少女の名前は「ウサゴキ」。しかし、名前以外は何も思い出せないという。ウサゴキの身元を知る手がかりは、これまでの旅の経路がメモされた地図のみ。記憶喪失の原因となってしまった責任を取るため、桜はウサゴキとともに、地図に示された出発地へと向かうことを決意する。ウサゴキの記憶を取り戻すため、そしてなにより“行く宛てのない旅の行き先”が見つかったため……。
味方ユニットをマップ上に配置したら、あとは間接的に移動をコントロールするだけ
ゲームでは、ワールドマップで選択した戦闘ステージ内に入り、戦闘に勝利してステージをクリアすると、新たなステージに進めるようになる。ステージには戦闘ステージのほか、休憩所やミニゲームステージなども存在する。
戦闘ステージでは、まず最初にマップ上の配置フィールドに味方ユニットを配置する。ひとつの配置フィールドに配置できるのは1ユニットのみ。手持ちユニットの数が配置フィールドの数よりも多いときは、「どのユニットを出撃させるか」を悩むことになる。
ユニットを配置し終えたら戦闘開始。マップ上には各種マスがすごろくのように配置され、出撃したユニットはマス上を勝手に移動して、勝手に戦闘を行う。プレイヤーが戦闘に介入できるのは、カーソルで指定した「通常マス」を「侵入禁止マス」に変え、味方ユニットの移動を間接的にコントロールすることだけ。敵ユニットは侵入禁止マスの影響を受けない。侵入禁止マスを再度、通常マスに戻すこともできる。
味方ユニットにオリジナル技を覚えさせて強化
味方ユニットは最初のうちは桜だけだが、ウサゴキと出会ってからは、少女の「創造の力」によって新たなユニットを追加できるようになる。
ユニットを追加するには、「キャラクタ製造画面」でキャラのグラフィックを選択し、名前を入力する(空欄のまま決定キーを押すとランダムに名前が割り振られる)。このときにつけた名前でキャラの能力(各種ステータス)が決まる。キャラグラフィックは、戦士_女、魔法使い_男、コック_女、勇者、巫女など、職業と性別があらかじめ決められているが、プレイヤーが新たに追加することもできる。
作成したキャラは「システム画面」に追加され、選択したキャラを強化・育成できるようになる。キャラの強化・育成は「装備変更」「強化する」「技を覚えさせる」で行える。
「装備変更」では、武器や防具を「右手」「左手」「身体」に装備させられるほか、三つまでのスキルを装備させることが可能。スキルや武器・防具は町などで購入して入手できるほか、戦闘ステージのマップ上に配置された宝箱を壊すことでも入手できる。「強化する」では、お金を使って、指定したキャラクタのレベルを上げることができる。「技を覚えさせる」では、技名を入力して、オリジナルの技を身につけさせることが可能。入力した技名によって属性や射程、効果量などが自動的に決定される。