ネットワーク上のクライアントマシンを管理・操作できるリモートコントロールソフト。1台のサーバ(コントローラ)で複数台のクライアントを管理・操作することが可能。「今、何してる?」は、ネットワーク接続されたパソコン(クライアント)の画面をコントローラに表示し、管理・監視したり、遠隔操作したりできるシステム管理者向けのソフト。任意のプログラムをクライアント上で実行したり、クライアントにメッセージを送信したりすることも可能。指定したクライアントにURLを配信して、同一のページを表示させるといったこともできる。期間を指定して、クライアントの利用制限を行うことも可能。1台のコントローラに表示できるクライアントは最大48台まで。
利用するには、ネットワーク接続された1台のパソコンにコントローラインストールプログラムを、またコントローラから管理されるすべてのパソコンにクライアントインストールプログラムをインストールする。インストール後、コントローラを起動して対象となるクライアントを登録すれば、準備は完了。コントローラからクライアントを監視・制御できるようになる。
例えば「クライアントがいまどのような状態にあるのか」をコントローラから調べることが可能。クライアントのOSの種類や使用中のユーザ名、IPアドレス、搭載メモリ・空きメモリなどの情報を取得できるほか、現在のデスクトップ画面の縮小イメージを表示させることもできる。選択した複数台のクライアントの情報を一定間隔で順番に表示する機能(クライアント巡回)もある。
クライアントデスクトップの拡大画像を取得・表示したり、フルサイズの動画で表示(フルサイズ動画監視)したりすることも可能。フルサイズ動画監視では、マウス操作まで含めたクライアントデスクトップの状態が動画として表示される(このモードでは、コントローラのキーボード/マウス操作はクライアント側に反映されない)。
複数台のクライアントデスクトップの画像を順次、取得して表示する「マルチ画面監視」機能も搭載する。任意のクライアントデスクトップ画像を右クリックすると、当該クライアントにリモートコントロール接続される。
リモートコントロール(遠隔操作)機能では、
- クライアント上で特定のコマンドを実行
- コントローラからクライアントにメッセージを送信
- クライアントの内蔵時計をコントローラの時計に合わせる
- クライアントのごみ箱を空にする
- クライアントのInternet Explorerの一時ファイルを削除
といったことを行えるほか、クライアントのデスクトップ画面を直接操作することも可能。VNCやRDPといった外部リモートコントロール機能との連携動作にも対応する。さらに、コントローラのデスクトップ画像をクライアントに表示させることも可能。「コントローラのブラウザで表示されているWebページのURLを指定クライアントに送信し、同じページを表示させる」といったこともできる。
そのほかにも、
- クライアントからコントローラへのメッセージ送信、ヘルプコールの通知
- クライアントの電源を投入(Wake on LAN)またはシャットダウン、再起動
- クライアント側でのUSBメモリなどの取り忘れの警告
- クライアントに接続されたUSBカメラによる動画での監視
なども可能。多彩な機能を備える。