ピクセル(画素)値やアスペクト比(横:縦)を条件に指定できる画像ファイルの自動振り分けソフト。「Dimensions 2 Folders」は、ユーザの指定したフォルダ内の画像をチェックし、サイズやアスペクト比で画像を振り分けてくれる画像管理ソフト。指定した振り分け条件に応じてサブフォルダが作成され、画像ファイルが格納される。基準値からの許容範囲を指定することも可能。英語版のソフトだが、使い方はさほど難しくはない。
対象となる画像が保存されたフォルダ(Source folder)と、振り分け後の画像が保存されるフォルダ(Destination folder)を指定して処理を実行すると、振り分け後フォルダの下にサイズ(またはアスペクト比)別のサブフォルダが作成され、画像ファイルが格納される仕組み。画像の振り分け条件(Sort methods)は、
- サイズで振り分け(Sort all images based on their resolutions)
- 指定された基準サイズで振り分け(Sort only images that match these resolutions)
- アスペクト比で振り分け(Sort only images that match or do not match this aspect ratio)
から選択できるようになっている。「サイズで振り分け」では、画像のサイズごとにサブフォルダが作成され、すべての画像が対象となる。幅×高さ(Width & Height)、幅のみ(Width only)、高さのみ(Height only)から判定方法を選択・指定できる。
「指定された基準サイズで振り分け」では、ユーザが任意に登録したサイズを条件に画像が振り分けられる。リストに登録した条件に一致するものだけが処理対象となる。画像の幅と高さに加え、許容範囲(Tolerance)を指定することも可能。許容範囲内のサイズの画像も指定フォルダに振り分けられる。登録した基準サイズは保存され、次回起動時には自動的にリストに読み込まれる。
「アスペクト比で振り分け」では、ユーザの指定した画像のアスペクト比と許容範囲(パーセンテージ)に一致するもの(または一致しないもの)だけが振り分けられる。画像の合計ピクセル値の上限および下限をフィルタとして設定することも可能だ。
さらに、
- 画像の振り分け時にファイルをコピーするか、移動するか
- サブフォルダ内の画像を含めるかどうか
- 処理終了後に保存先フォルダを表示するか
を指定することも可能。作成されるフォルダ名のデリミタ(delimiter)を変更することもできる。デリミタは区切り文字列のこと。初期設定では“x”となっており、例えば“800x600”や“1024x728”といった名前のサブフォルダが作成される。この“x”の部分をユーザが好みで変更できる。