簡単な操作で作曲の流れを体験できるソフト。はじめてでも楽しみながら曲作りを行える。「MusicScore3 かげやまモデル」は、音楽の知識がなくても曲作りを楽しめる“かんたん作曲ソフト”。ウィザード(対話)式の設定と歌声の録音だけで利用できる。高度な楽譜作成・編集ソフトも付属し、作った曲を編集したり、歌詞をつけたり、歌詞付きの楽譜を印刷したりすることも可能。起動直後のスタート画面には男女の子どもキャラが配置され、親しみやすい。「陰山メソッド」で知られる陰山英男(かげやま・ひでお)先生の監修。
作曲は、
- 拍子の選択
- コード進行と伴奏パターンの選択
- メロディの作成
- 作詞
- 楽譜の編集
の順番で進めてゆく。まず最初に行うのは、作る曲の拍子(4/4または3/4拍子)の選択。いずれかを選択するほかに、あらかじめ代表的なコード進行が設定された「テンプレートを使う」ことも可能。3種類の曲の長さと11種類のパターンとを組み合わせた計33種類から選択できる。テンプレートを使用せず、拍子を選択した場合は次にコードを入力し、伴奏をつけてゆく。C〜B、マイナーやメジャーなどのコードを入力し、さらに伴奏を行う楽器と伴奏のバリエーションを選択すればよい。テンプレートを使って伴奏を自動作成した場合でも、ここで伴奏データを編集することが可能だ。
メロディ(主旋律)の作成は、できあがった伴奏を再生しながら歌を歌って入力するか、楽譜を見ながら音符を配置してゆくか、いずれかの方法で行える。
伴奏とメロディとが完成したら、最後に歌詞を入力する。歌詞は3番まで入力できる。
ここまでで、伴奏+メロディ+録音された歌+歌詞という、曲作りに必要なすべての作業を体験できる。操作は大きくわかりやすいボタンを用いて、誰でも簡単に行える。画面上にはキャラクタによるガイダンスが表示され、はじめて使う場合でも戸惑うことはない。作成した楽譜は「MusicScore3」専用ファイルとして書き出すことが可能。より本格的に編集することもできる。