記事見出しと要約の表示だけに機能を絞り込んだシンプルなインタフェースが特徴。フィードリーダといえば、見出し一覧の表示にプレビュー機能を加えたものや、通知に的を絞ったティッカー風のものなど、さまざまなバリエーションがあるが、「Sputnik」の場合はオーソドックスなドキュメントリーダ型とでもいうべきか、ごく普通のアプリケーションという感じだ。「見出しと要約にきちんと目を通した上で、気になる記事があればWebブラウザで読んでください」というコンセプトのようで、機能は決して多くない。操作もマウスの右ボタンクリックとキーボードのカーソルキーがメイン。その分迷うようなところはなく、フィードの登録さえしてしまえば、誰でもすぐに使いこなせる。
フィードの登録方法だが、画面はテキストボックスとカテゴリー選択用のドロップダウンリストだけと、こちらも至ってシンプル。ページのメタ情報にフィードが指定されていれば、サイトのホームページなどからショートカットアイコンをドロップすると、自動解析でフィードを登録してくれる。メタ情報が指定されていないとアイコンをドロップしてもエラーが返ってくるだけだが、その場合はページ上にあるはずのフィードアイコンを探して、それをドロップすればよい。
個人的には見出しの書体に違和感を感じないでもないが、実用上、困るというほどのものではない。パソコンに不慣れな方でもすぐに使いこなせる、手ごろなフィードリーダだ。
(福住 護)