タスクトレイに常駐する、シンプルな自動翻訳・読み上げソフト。文字列を“連続2回コピー”するだけで翻訳してくれる。「ClipBoard Translator」は、タスクトレイに常駐して動作する自動翻訳ソフト。クリップボードを監視し、エディタやブラウザなどで文字列のコピー操作が2回連続で行われると、当該文字列を読み込んで翻訳を実行。バルーンやウィンドウに翻訳結果が表示される。翻訳できるのは英語、フランス語をはじめとしたヨーロッパの言語のほか、アラビア語、韓国語、タイ語など、世界各国40以上の言語。うち18言語ではテキストの読み上げにも対応する。翻訳エンジンにはMicrosoft Translatorを採用している。
使い方は簡単。
- 設定画面で原文(翻訳元)の言語と翻訳文の言語を選択
- アプリケーション上で文字列のコピー操作を2回繰り返す
だけでよい。原文の言語種類は、読み込み時に自動検出させることも可能だ。言語などの条件は「翻訳条件(1)」「翻訳条件(2)」の二つを設定しておける(もちろんひとつのみで利用することも可能)。ただし翻訳条件(2)の原文種類は、翻訳条件(1)で指定した翻訳文の言語に固定される。例えば、訳文を元の言語へ“逆翻訳”して内容を確認したり、さらに第三の言語へ翻訳したりといった使い方ができるようになっている。
翻訳文は、タスクトレイのバルーンに表示されるほか、翻訳パネル(「ClipBoard Translator」のメイン画面)に表示させることも可能。翻訳パネルでは、「原文」タブ画面と「翻訳文」タブ画面とを切り替えられる。
翻訳条件ごとに、翻訳文の言語および「読み上げ」の有無、翻訳パネルの表示/非表示を切り替えられるほか、オプションでは、
- 音声品質:MinSizeまたはMaxQuality
- 通知(ポップアップ)をクリックしたときの操作:クリップボードへコピー、読み上げを開始または停止、翻訳パネルを表示
を設定することも可能。さらに、自動翻訳と同時に文字列をクリップボードへコピーするようにも指定できる。