神に命じられ、ロリコンを更生させるためにやって来た怪力幼女天使と、ロリコン紳士を自認する大学生との奇妙な同居生活が描かれる短編ノベルゲーム。保育園でバイトをはじめたロリコン大学生の前に天使を名乗る幼女が立ちはだかる
「幼女天使とロリコン紳士」は──タイトルの通り──ロリコン紳士な大学生と、幼女の姿をした天使との物語を描いた一本道のノベルゲーム。怪力の暴力天使に世にも恐ろしい呪いをかけられてしまったロリコン紳士に未来はあるのだろうか!?
物語の主人公は、誇り高きロリコンの「神宮寺清麿(じんぐうじ・きよまろ)」。今年で20歳になる大学2年生の清麿は、3歳以上7歳以下の幼女にしか興味がない。そんな清麿が春休みのアルバイトに選んだのは、保育園の補助スタッフ。激務で時給はあまり高くないが、清麿にとってお金に換えられないものがそこにはあった。
保育園の名前は「アイの巣保育園」。3歳以上6歳以下の児童をあずかる認可外の保育所で、清麿のストライクゾーンど真ん中の幼女たちが集う夢の楽園だ。清麿は6歳児を担当する「たんぽぽ組」に配属され、たちまち園児の女の子となかよくなる。
だが、清麿の至福の時は長くは続かなかった。急遽、入園が決まったという一人の幼女が姿を現すのと同時に終焉を迎えてしまう。自らを「天使」と名乗るその幼女は、神の命を受け、清麿に呪いをかけるべく地上に降りたと宣言。20歳未満の雌から無条件で嫌われるようになる呪いを清麿にかけてしまう。呪いを解く条件は、成人女性と両想いになること。かくして神宮寺清麿の、天使と自称する幼女に振り回されまくる日々がはじまる……。
ロリコン、ショタ、暴力天使に幼女と、登場人物はいずれも非常に個性的
「神宮寺清麿」は、生まれついての正真正銘のロリコン。だが、そのことを一切恥じることなく、むしろ誇りにさえ思っている。ついた通り名は「気高き孤高のペドフェリア」。英訳して「ノーブル・ロリコン・マスター」、略して「NLM」と自称している。
「リデル」は、人とは思えぬ銀色の髪をした天使。肌は白く、手足は枝のように細い。全身は艶めき、現実味を感じさせない、まさに天使の容貌。見かけによらず、家の柱を簡単にちぎってしまうほどの怪力の持ち主で、ロリコンを心底憎悪している。神の力を借りて奇跡を起こすことも可能だ。
「フェリア・ショタンスキー」は、アイの巣保育園の女性保育士。年齢は23歳くらい。ロシア生まれ、イギリス育ちの日本マニア。見た目Gカップは固い巨乳と、輝く金髪の持ち主で、人形を思わせるようなモデル体型をしている。呪いを解除するため、清麿はフェリアと相思相愛になることを命ぜられる。しかしフェリアの正体は、6歳くらいまでの子が大好物のショタだった。
「桜子」は、たんぽぽ組所属の6歳の園児。ちょっとおませで清麿になついていたが、リデルの呪いにより、清麿のことをひどく嫌悪するようになる。
清麿、リデル、フェリア、桜子の四人をメインキャラクタに物語は展開されてゆく。