ソフトを開発しようと思った動機、背景
長い間パソコンを使うと、どうしても不要なファイル溜まってきます。同じものをいくつもほかの場所にバックアップのつもりで保存してしまうのが原因のひとつと考えました。「では、どのように探すか?」と考えたときに、総当たりチェックが確実です。MS-DOSの頃にはそういうソフトもありました。しかし、ファイルサイズもファイル数も多いと現実的には厳しくなります。「ハッシュと組み合わせればできるのではないか?」と考えました。現在のバックアップソフトではよくある「重複排除」という考え方ですが、当時はまだ一般的ではありませんでした。
開発中に苦労した点
「こうやればできるだろう」ということは頭ではわかります。しかし、実際にやってみると、OSの情報も比較してしまうことになります。システムがロックして開けないファイルもあります。ファイルサイズゼロはたくさんヒットします。ほかにもあれこれエラーが出るのをやってみて潰すということを繰り返しました。
ある日、画像の属性を変更したら検索にヒットしなくなることに気づきました。これはファイルシステムのプロパティ情報ではなく、ファイル自体に書かれていることと考えました。そこでExif情報領域を無視して比較できるように改修を行いました。
ユーザにお勧めする使い方
スマホで撮影した写真や動画、ネットで落とした画像、これらはExif無視で比較すると結構ヒットします。バックアップのためにあちこちに散乱したファイル。これも複数は要らないはずです。
ヒットした場合、削除対象を決める必要があります。ドライブやフォルダを分けていて、片方は重複時に消すなら、検索結果に対してパスで検索してチェックを付けます。「探したあとどうするか?」を少しだけ手助けできると思います。もっと量が少ない場合はファイルサイズの比較だけでも事足りるかもしれません。
今後のバージョンアップ予定
いますぐの予定はありませんが、使い方によってはもっとよい操作方法もあると思いますので、少しずつ改善できればと考えています。
(あろTAKE!)