ソフトを開発しようと思った動機、背景
これまで、業務や趣味で説明資料や関係図を作成するためにイメージ編集用ソフトやプレゼンテーションソフトなど、大手ソフト会社のソフトを使用してきましたが、編集中の配置変更などの際、型崩れが生じ、その修正に手間暇をかけていました。そこで「人物の繋がりを表す関連図で、ある人物を移動させても直しがいらないソフトを作れないか」という発想から生まれたのが「人物相関図専科」です。また、見栄えのする資料にするための装飾イメージもほかから持ってきて貼り付けるのではなく、内蔵されたものを、設定を変えることで自由にセットできないかということで、角模様や辺模様という機能を追加し、それらを複数まとめた「装飾枠」というテンプレートを追加しました。
開発中に苦労した点
「人物相関図専科」では、「プラスオブジェクト」という人物などの手作りオブジェクトを作成し、追加することができます。プラスオブジェクトには、重ねたり、ズラしたりして、任意の数だけ描画することができる「多重描画」という機能があります。
「多重描画」処理のプログラミング中、いろいろな設定を思いつきましたが、それをソフト的に実現するのに非常に苦労しました。これまでの難題と同様、インターネット上の多くのサイトから数学的な解決方法を学びつつ、追加することができた機能のひとつです。この下のサンプルの密集した兵士は「多重描画」されています。
- https://sites.google.com/site/kleossoftsamp/home/samp07
プロパティの値を変えることによって、水平方向の描画数、垂直方向の描画数を任意に設定することができます。その数の分だけ貼り付けているわけではなく、増減があっても追加や削除は不要で、値を変更するだけで済みます。ユーザにお勧めする使い方
事務分掌図、選挙などの人脈図・系統図、取引先関連図、事件や事案の関係者の繋がり、家系図やドラマの登場人物相関図など、汎用的な資料作成ソフトでも作成することが可能ですが、「人物相関図専科」には、豊富な人物アイコンなど、人物相関図を作成するための独自の機能があります。また「人物相関図専科」には、角模様や辺模様、プラスオブジェクトの「多重描画」など、ほかのソフトには見られないユニークな機能があり、初心者から高度な機能が必要なユーザまで、ご満足いただけるものと思っております。
今後のバージョンアップ予定
これまでに多くのソフトを作ってきましたが、作った本人が継続使用しているソフトは数えるほどしかありません。「人物相関図専科」は、使用する機会が多く、これからも足りない点、増やしたい機能など、随時、改良・追加してゆく予定です。
(KleosSoft)