フォルムやパースペクティブの歪みをチェックするのに便利な“お絵描き確認・支援”ソフト。「反転するノ」は、デスクトップやウィンドウの一部を上下や左右に反転、または180°回転した状態で表示してくれるソフト。指定した領域がリアルタイムで反転表示され、デッサンの歪みなどをその場で確認しながら描画できる。画面上にはメニューやツールバーなどはなく、表示に関する設定はすべてコンテキスト(右クリック)メニューから行う。
表示範囲の指定方法は、
- (1)ファインダーツールを使って、ウィンドウやドキュメントエリアなどの範囲を認識させる
- (2)領域を示す半透明のボックスで左上と右下のコーナーをドラッグして範囲を指定する
- (3)基準座標と幅・高さを数値で指定する
の三通り。グラフィックソフトの描画エリアだけを反転表示させるような場合は、(1)のファインダーツールを使う方法で簡単に指定できる。任意のサイズを指定したい場合は(2)や(3)の方法が適している。表示の方法は「反転なし」「左右反転」「上下反転」「180°回転」の4種類。表示倍率はウィンドウサイズに応じて自動的に調整されるが、10%から400%の間でユーザが選択することもできる。
選択できる画面の更新間隔は「毎秒」「1秒に2回」から「1秒に60回」までの計8段階。描画エンジンは「GDI」「GDI+ バイリニア」「GDI+ バイキュービック」「GDI+ ニアレストネイバー」「GDI+ バイリニアHQ」「GDI+ バイキュービックHQ」「Direct2D バイリニア」「Direct2D ニアレストネイバー」から選択できるようになっている。
そのほか「(ウィンドウを)常に手前に表示」するかどうかを指定することも可能。