フリーの音声合成エンジン「Open JTalk」を採用した日本語文書読み上げソフト。読み上げた音声をWAV/MP3形式のファイルに保存することもできる。「ちょぷり - テキストーク」は、日本語で書かれた文書を合成音声で読み上げてくれるソフト。「Open JTalk」のほか、Windows 8標準の音声合成エンジン「Microsoft Haruka Desktop(SAPI5)」にも対応する。文字の読み方をユーザが指定できる「読み仮名辞書」や、読まない文字を指定できる「読み飛ばし辞書」を搭載し、正しく再生されなかった読み方を修正したり、より自然に聞こえる読み方にしたりすることができる。
メイン画面のテキストボックスに設定された文書を、指定した音声・速度・音量で読み上げる。文書の設定は、コピー&ペーストで行えるほか、テキストファイル(.txt)のテキストボックスへのドラッグ&ドロップでも行える。テキストボックスの文書は一文ずつ再生される。現在、読み上げられている文書は、太字+背景のハイライトで強調表示され、「いまどこが読み上げられているのか」がひと目でわかる。
読み上げの音声は「男性」(1種類)または「女性」(5種類)から選択することが可能。Windows 8では、SAPI5対応の音声エンジン(Microsoft Haruka Desktop)も選択できる。読み上げ時の再生速度および音量は、画面上のスライダーで調整できるようになっている(再生前に設定する)。
「読み仮名辞書」では、単語とその読みを1対1で指定できる。難読漢字や英単語などの読み方をあらかじめ登録しておくことで、正しい読み上げをさせることが可能。読み方の登録はひらがな、カタカナのいずれでもよい。「読み飛ばし辞書」は、読み上げなくてよい文字列を指定しておける機能で、例えば記号などを読み飛ばすようにできる。
そのほか、
- 読み上げの再生音を直接、音声ファイル(MP3/WAV形式)に保存する
- コマンドプロンプトからテキストを読み上げさせる(テキストファイルのパスを引数に指定)
といったことも行える。