「小遣い帳」と銘打たれているだけあり、家計というより個人の小遣いを管理するのに便利そうだ。データ入力の面倒さを極力低減するため、画面もシンプルに徹しており、起動後に最小限のステップで入力をはじめられるのが特徴。費目の記録や費目別の金額集計など、多くの家計簿ソフトに採用されている機能は省略されている。初期金額の設定なども特にないが、初回の起動時には「使用開始時の所持金」を「収入」として登録して使いはじめるとよい。
起動直後には「最近行った操作」の記録リストが表示され、その下の「収入の新規追加」「支出の新規追加」の大きなボタンからいずれかを選んで「新規追加画面」に入るようになっている。
「本格的な家計簿ソフトはいらない」という方や、特に「収入・支出の金額と内容、日付、現在の所持金がわかればそれでよい」という方にぜひお勧めしたい。
(坂下 凡平)