日常的な使い勝手に影響するパフォーマンスの最適化やWebブラウズ時のセキュリティ向上、プライバシー保護、システムの安定性を向上させ、トラブルを防ぐクリーンアップや脆弱性に対する保護など、充実した機能を備えつつ、一方で誰でも簡単に使える手軽さも兼ね備えているため、初心者から上級者まで幅広いユーザにお勧めできる。基本的には「ケア」画面の「スキャン」ボタンや「ターボブースト」画面のON/OFF切り替えのように、簡単なクリック操作だけで使える。
今回のバージョンアップで新登場した「保護」画面は、主にWebブラウズの安全性とプライバシー保護に関するもので、日常的にパソコンを使う上でとてもうれしい機能だが、これらもリストから項目ごとにON/OFFを選ぶだけでよい。
一方、「ターボブースト」画面の環境設定(詳細オプション)を開けば、Windowsのサービスやバックグラウンドアプリケーションといった細かい部分まで設定できるので、パフォーマンスや使い勝手を自分好みに細かくチューニングすることも可能だ。
また「ツールボックス」画面では、日常的にも意外に使用頻度が高そうなファイルの復元やシュレッダーといったツールに加え、システム関係のクリーンアップ、システム設定の最適化といった、そう頻繁には使用しないであろう機能が用意されているのも見逃せないポイントだ。
「Advanced SystemCare」単独ではカバーできない部分──デフラグやアンインストール、マルウェア対策など──は、姉妹製品との連携が可能(これらはFree版が自動的にインストールされる)で、総合的なメンテナンスやチューニング用のソフトをお探しの方にはまさにうってつけだろう。
※今回の記事作成にあたってはRC版を使用し。実際にリリースされる正式版で何らかの変更が加えられる可能性もあることをお断りしておく。
(福住 護)