失われた記憶の手がかりを得るため、「ジル」は危険な洞窟の奥へと探索する

「トバリドトキシンRE」は、「トバリ」と呼ばれるモンスターとそれに関わる人々を描いた短編RPG。失われた記憶の手がかりをつかむため、ギルドメンバーの協力を得ながら、危険な洞窟を探索してゆく。同じ作者・トバリリアムさんによるRPG「トバリドトキシン」の完結編。

ゲームの主人公は、記憶をなくした少女「ジル」。目覚めたとき、自らの名前もわからない状態だったが、目覚めを見守っていた「ソルシエール」から、記憶をなくす前にやっていたことを伝えられる。猛毒を持ち、人を喰らうとされる危険なモンスター「トバリ」の棲息する洞窟を、ジルは探索しようとしていたという。トバリを見た者はみな死んでしまうため、姿を知るものは誰もいない。

さらにその洞窟には、トバリ以外にも人を襲うモンスターが多数棲息している。しかしソルシエールはジルに、記憶を取り戻す手がかりを得るため、危険な洞窟の奥を探索することを強く勧める……。

ギルドメンバーから一人を指名して戦闘時のパートナーに

「ソルシエール」は、意識を失ったジルの面倒を見てくれた、魔女っぽい女性。ギルドのオーナーで、洞窟に隣接したギルド支部でのジルの滞在を認めてくれる。ギルド内で怪しい研究をしている。記憶を失う前のジルのことを知っているようで、ギルド支部の裏にある洞窟の探索を熱心に勧める。

「ナギ」は、ソルシエールのギルドメンバーの一人。ギルドでは薬草を育てたり、ピアノを教えたりしている。条件を満たすと、戦闘時限定のパートナーになってくれるが、非力で貧弱なタイプ。

「シュウ」は姉御肌の女性。ギルドメンバーの中では最も常識人。アイテムを担当している。休みの日は「トバリ」を追いかけている。条件を満たすと、戦闘時限定のパートナーになってくれる。

「カラト」は、ちゃらんぽらんで危ないタイプのギルドメンバー。モンスターハントを担当し、好き嫌いが激しい。同じくパートナー候補の一人。

パートナーは、黒い本を使ってナギ、シュウ、カラトから一人を指定することができ、モンスターとの戦闘で一緒に戦ってもらうことができる。ただし、パートナーは戦闘時以外は勝手に行動しているという設定。組んでいるパートナーのシンボルとダンジョン内で出会うこともある（当然、会話も可能）。

ギルド正面から続くダンジョンでレベルを上げ、洞窟を探索してシナリオを進めよう

ダンジョン探索型のRPGだが、役割の異なる2種類のダンジョンが存在することが大きな特徴。ひとつは、ギルド裏手に存在する「髑髏の洞窟」。攻略して奥に進むことで、メインストーリーが進行する。ただし、定められた数のシンボルエンカウントモンスターしか登場しないため、ここだけでは洞窟の奥に進むのに十分なレベル上げができない。