サブフォルダの容量を計算したり、チェックサムを計算したりすることも可能なファイル管理ソフト。「Folder Size Explorer」は、フォルダ容量の計算機能が追加された“シンプルなエクスプローラクローン”のファイルマネージャ。標準のエクスプローラではひと目でわからないサブフォルダの容量や数、含まれるファイルの数などをファイルリスト(ファイル/フォルダ一覧)で確認できる。ファイルリストの内容をCSVファイルにエクスポートする機能も備える。
メイン画面は左右に二分割された、エクスプローラ風の2ペイン構成。左ペインにはフォルダツリーが、右ペインにはファイルリストが配置される。左ペインでフォルダを選択すると当該フォルダがスキャンされ、フォルダサイズやファイル数が計算される仕組み。
ファイルリストに表示されるのは、
- ファイル/フォルダ名(Name)
- ファイル/フォルダサイズ(Size)
- 更新日時(Data Modified)
- ファイルタイプ(Type)
- フォルダ数(Folders)
- ファイル数(Files)
- チェックサム(MD5、SHA-1、SHA-256)
といったフィールド。フォルダサイズ、フォルダ数、ファイル数および3種類のチェックサムは、好みで表示/非表示を切り替えることができる。ファイル数はサブフォルダ内のファイル数を、フォルダ数はサブフォルダの数をそれぞれ表す。ファイルリストの表示モードは、エクスプローラの「詳細」表示がデフォルトだが、アイコンやサムネイルに切り替えることも可能。コンテキスト(右クリック)メニューの「View」で切り替える。アイコン/サムネイル表示モードなどでの表示順の並べ替えも可能。ファイル名やサイズだけでなく、フォルダ容量やフォルダ数、チェックサムなどの項目順に並べ替えることができる。
コンテキストメニューは、ファイルリストの空白部分を右クリックした場合は「Folder Size Explorer」独自の項目が表示され、ファイル/フォルダを選択した状態で右クリックすると、エクスプローラの機能拡張メニューに加え、選択アイテムの再計算(Recalculate selected items(s))が現れるようになっている。
そのほかにも、
- ファイルサイズの表示単位切り替え(B/KB/MB/GB)
- ファイル検索用フィールドの表示
- ファイルサイズの取得に使用するスレッドの制限
- 隠しフォルダの表示/非表示切り替え
- カラム(フィールド)幅の自動調整と設定の保存
といった機能を搭載。ファイル検索機能では、サブフォルダの内容まで含めて一致したファイルがすべてリストに表示される。