2TB以上の大容量ドライブにも対応する高機能パーティション管理ソフト。最大32基のドライブまでを管理することが可能。64bit版Windowsでも動作する。「MiniTool Partition Wizard Home Edition」は、パーティションの作成や削除、サイズ変更、フォーマットといったハードディスクの管理を行うためのソフト。パーティションのコピーや復元をウィザード形式で行えるほか、ディスク単位でのコピー、抹消、パーティションサイズの変更なども行える。設定内容はいったん保留され、実行前に確認したり、取り消したりすることが可能で、安心して操作できる。NTFSからFATへの変換機能や、MBRとGPTとの相互変換機能も搭載する。
メイン画面は、主要な機能がまとめられた折りたたみ式のパネル(左ペイン)と、ドライブ情報の表示エリア(右ペイン)からなる構成。ドライブ内のパーティション構成や使用状況、ファイルシステムなどの情報がひと目でわかる。ドライブ情報エリアでドライブやパーティションを選択すると、それに応じて左ペインの操作パネルやツールバーの内容が変化する。
「パーティションのコピー」「ディスクのコピー」「パーティションの復元」は、操作パネルからウィザードを起動し、対話形式で操作を進めてゆくことが可能。そのほかの機能は「Operations」グループにまとめられられている。
ドライブを選択した状態で利用できる主な機能は、
- パーティションの整列(Align All Partitions)
- MBRの再構築(Rebuild MBR)
- 全パーティションの消去(Delete All Partitions)
- ディスクのコピー(Copy Disk)
- 表面テスト(Surface Test)
- パーティションの復旧(Partition Recovery)
- ディスクの抹消(Wipe Disk)
- ディスクプロパティ情報の表示(Show Disk Properties)
など。また、パーティションを選択した状態で利用できる主な機能(上記以外)には、- フォーマット(Format Partition)
- 削除(Delete Partition)
- 移動/サイズ変更(Move/Resize Partiton)
- 拡張(Extend Partition)
- 分割(Split Partition)
- コピー(Copy Partition)
- ドライブ名の変更(Set Label)
- ファイルシステムの検査(Check File System)
- パーティション内の表示(Explore Partition)
- 非表示化(Hide Partition)
- アクティブ化(Set Active)
- ドライブ文字の変更(Change Drive Letter)
- 基本パーティション/論理パーティションの変換(Set Partitions As Logical/Primary)
- シリアル番号の変更(Change Serial Number)
- タイプIDの変更(Change Partition Type ID)
- パーティションの抹消(Wipe Partition)
- パーティションプロパティ情報の表示(Show Partition Properties)
などがある。そのほかにも、メインメニューからはMBRディスクの初期化やGPTディスクの初期化、ファイルフォーマット(FAT/NTFS)の変換などを行える。設定内容はいったん待機状態となり、操作パネルの下段には待機中の処理の数とその一覧が表示される。待機中の操作は「Undo」で直前の設定内容を取り消したり、「Discard」ですべてをキャンセルしたりできる。
最終的に設定を確認して「Apply」を実行すれば、実際に処理が行われる仕組み。
メニューや操作パネル、ウィザード、メッセージボックスなどの表記は英語だが、ファイルシステムの検査を行った場合、実行中のレポートは日本語で表示される。表示用として日本語フォントを選択することもできる。