ソフトを開発しようと思った動機、背景
実は、最初はゲームとして作ろうとしていたのではなく、アーケードゲーム企画「私立BEMANI学園」の「ペアで1曲」に触発され、「ペアで1キャラを作る」のも楽しそうだ、というちょっとした企画からはじまったものでした。チームのメンバーには、二人一組になって、キャラ、イラスト、設定、そしてストーリーを考えていただきました。それにより、はじめて見る方にも、作者によって作風の異なる、個性豊かで魅力あるキャラたちをお見せすることができたと思っています。そして、それを一つに集めてゲーム化したこの作品は、最高の出来に仕上がりました。
システム面では、プレイヤーが自分で攻略順を決め、自由に冒険できる「フリーシナリオ制」のRPGを作ってみたいというものがあり、ちょうどこの企画にマッチしているということで、今回挑戦させていただきました。
また、ツクール作者の集まるSNS「TKOOLNET.SNS(通称ツクシィ)」最後のコラボレーション企画でもあります。
開発中に苦労した点
フリーシナリオ制ということで、プレイヤーのみなさまがどこから解くか、どう解くか、無限に近い解き方があるので、どうプレイしてもある程度つじつまが合うように、バグが発生しないようにするのにかなり頭を使いました(事実取りきれていないバグもあるかと思います)。ですが、参加してくださった方々に恵まれ、どの方も最高の実力を発揮してくださったおかげで、「これは完成すれば必ずおもしろいものができる」という確信がありました。なので、技術的に大変な部分もありましたが、全然辛くなかった、苦労というものはなかったというのが正直なところです。
ユーザにお勧めする使い方
たくさんの仲間キャラを使って遊びつくすため、一周で終わってしまうなんてもったいない! ぜひ、二周、三周してもらいたいです。キャラによっては過去の話などもあって掘り下げられており、一層好きになること請け合いです。どのキャラもとても個性的で、愛すべきキャラクタに仕上がっているからこそ、一作品の枠にとどまらず、プレイヤーさんの創造力で「ツクスク」の魅力をドンドン広げていってほしい、広がっていってほしい、というのが願いです。
今後のバージョンアップ予定
プレイしてくださったみなさまへの感謝の意味も込めまして、現在、エクストラダンジョンを制作しています。さらにはいくつかの追加クエストも……。また前述の通り、一作品で留めておくにはもったいないほど立っているキャラばかりですので、ゆくゆくは各キャラにスポットを当てた派生作品……といったこともできたらいいなと思っております。
そのほか
本作品に登場するキャラクタのイラストや、本作品の動画(実況プレイ含む)関連についても歓迎しております。特にイラスト等をもし描いていただけましたら、ぜひご連絡いただけるとうれしいです(サイトで紹介させていただくこともあります)。繰り返しになりますが、プレイヤーのみなさんで本作品の世界をさらに広げていただけたなら、とても喜ばしいことと思っております。
(夢幻台)