完全自動で戦闘が進み、パーティが全滅しても自動再出撃する“ダンジョン攻略支援ゲーム”。地図からも抹消された島の広大なダンジョンを探索し、最深部を目指す
「とつげき!ダンジョン」は、女の子三人の自動戦闘によって、ひたすらダンジョン内を突き進んでゆくゲーム。ただし、プレイヤーは直接、主人公を操作することはできず、ロボットを操作することで、間接的に主人公の戦闘を支援してゆくのがユニーク。ロボットの操作により資源を採取し、施設の建設、装備の生産・強化を図るのがプレイヤーの役目。
ゲームの主人公は「ユーサ」「テナ」「ノル」の三人の少女。三人は南洋の無人島「ミネバ島」への侵入を果たす。10年以上前までは「ミネバ共和国」という国家が存在し、タックスヘイヴン(租税回避地)として金融業を主な産業としていたが、津波により再起不能なまでに島が破壊され、その後、地球温暖化による海面上昇で海中に没し、地図からも抹消された……が、島は現在も存在していた。三人が入手した情報が正しければ、ミネバ島には現在も膨大な量の金が隠されているはず……。
島の直前で何者かの攻撃で船を沈められ、装備をすべて失ってしまうが、幸い女性型汎用作業ロボット「アキノリ」が残されていた。アキノリに島の資源の採掘、設備の建設、物資の生産を行わせ、簡易転送装置で転送させれば、三人はダンジョンの探索に専念できる。三人は島の警備システムの一部であるモンスターどもを蹴散らしながら、広大な地下建造物の最深部を目指す……。
まず発電施設を建設し、その電力で各種施設を建設、稼働させる
ゲーム画面は上下に二分割された構成。上の画面にはダンジョン内での戦闘状況が表示され、下の画面には島の全景がミニマップで表示される。プレイヤーは「ユーサ」「テナ」「ノル」の装備や能力を変更することはできるが、直接、この三人を操作することはできない。三人とモンスターとの戦闘は完全に自動で展開される。
下の画面のミニマップには「アキノリ」がいる。プレイヤーはアキノリを操作して三人の装備を充実させ、間接的に戦闘を有利にさせるという仕組みだ。
操作はキーボードで行う。アキノリの移動はカーソルキー。アキノリが森の上に移動すると木材、山の上に移動すると鉄、魚群の側に移動すると魚が自動的に採取される。
必要量の資源を採取したら、【X】キーを押すことで、発電施設や工場などを建設できる。また、島内の廃墟の上で【X】キーを押せば、施設開発と武器開発を行うことが可能。施設開発を行うことにより、資源の生産量を増大させることができるほか、新たに建設した工場で「ポーション」「魚粉」「鋼鉄」の生産を開始できる。
武器開発では、装備中の武器・防具を強化できるだけでなく、戦闘で「武器プラン」を入手することにより、新たな武器・防具を開発することも可能だ。
注意したいのは発電施設。発電施設以外のすべての施設の稼働には電力が必要。電力不足に陥らないよう、発電施設の建設・アップグレードはなにより重要だ。
開発した装備とレベルアップにより獲得した残付与数で主人公を強化
【C】キーを押すと、各キャラクタの装備と能力を変更できる。装備できるのは「右手装備」「左手装備」「背中装備」「腰装備」「足装備」「携帯装備」の6種類(ただし、ゲーム開始時点で装備できるは「軍用刀」のみ)。メインウェポンとサブウェポンはキャラごとに装備できるものが異なるが、防具やそのほかの装備は全キャラ共通となっている。武器開発による装備のレベルアップは自動的に反映される。
能力は「HP値」「攻撃値」「防御値」「命中値」「回避値」「攻速値」「自回値」の各パラメータに残付与数を割り振る形式。残付与数はレベルアップにより「1」ずつ増え、割り振りのやり直しはいつでもできる。
生産可能な資源は鉄、木材、魚、ハーブ、クリスタル、ポーション、魚粉、鋼鉄の8種類。鉄と木材は各種施設の建設やアップグレード、武器・装備のレベルアップなどに使用される。魚は自動回復のため、常時少しずつ消費されるほか、魚粉の材料にもなる。魚粉は「身体強化」のための資源として使用される。ハーブは川に畑を作ることで入手でき、ポーションの材料となる。鋼鉄とクリスタルは一部装備の資源となる。