Windows XP以前のバージョンに付属していた「サウンド レコーダー」に近い機能と使い勝手を持つオーディオ録音ソフト。「Re:Sound - 帰ってきた サウンド レコーダー」は、オーディオファイルの作成・編集を手軽に行える、シンプルなレコーディングソフト。Windows Vista以降のアクセサリとして付属するモダンなデザインではなく、録音・再生・停止ボタンなどがついたクラシックなスタイルを踏襲。Vista以降の「サウンド レコーダー」の保存形式がWMAなのに対し、「Re:Sound」ではWAVとなっている。
入力ゲインを示すレベルゲージもVista以降のバーグラフではなく、波形を表すもの。再生位置を指定できるスライダーを備え、開始位置を指定したり、簡易編集に利用したりすることが可能だ。
「編集」メニューの内容は、XP以前の「サウンド レコーダー」をそのまま受け継ぎ、「コピー」「貼り付け」「ミキシング貼り付け」「ファイルの挿入」「ファイルミキシング」「現在位置までを削除」「現在位置から後を削除」「オーディオのプロパティ」を利用できる。
「エフェクタ」メニューも「音量を上げる」「音量を下げる」「再生速度を上げる」「再生速度を下げる」「エコーをかける」「逆転再生」などはXP以前と同じだ。
さらに「Re:Sound」独自の特徴として、
- 10バンドのイコライザを使った音質調整が可能
- 波形グラフまたはスライダーをクリックするごとにグラフ部分の色が変わる
などが挙げられる。サウンドファイルの形式や音質は保存時に指定するのではなく、変換コマンドを使って量子化ビット数やサンプリング周波数、ステレオ/モノラルの選択などを行えるようになっている。