起動してすぐに「今日の日記」を書きはじめられる日記ソフト。画像・音声・動画を貼り付けることも可能。見出しなどのマークアップ機能もある。「wDiary」は、Windows 8をイメージさせるフラットなデザインの日記ソフト。メイン画面は、左側に月間カレンダー、右側には編集エリアが配置されたシンプルな構成で、はじめてでも直感的に操作できる。複数の日記を作成して、用途に応じて切り替えながら使ったり、過去の日記を検索したり、テンプレートを利用して日記を書いたりすることも可能。カレンダーは月間のほか、年間表示に切り替えることもできる。
起動時には「今日」の編集エリアが表示され、すぐに日記を書きはじめることができる。もちろん、別の日付の日記をあとから書くことも可能。別の日付に移動するには、カレンダーの日付部分をクリックすればよい。月単位、年単位の移動は、カレンダー上部の「月」「年」のクリックで開くプルダウンメニューから行うことが可能。スムーズに操作できる。カレンダーのカスタマイズ機能もあり、開始曜日や曜日の表記法などは好みで変更できるようになっている。
日記には、画像・音声・動画を貼り付けられる。画像は日記上でプレビューすることが可能(画面サイズに応じてリサイズされる)。音声・動画も画面内で再生できる。対応するファイル形式は、画像がJPEG/PNG/BMP/GIF/TIFFなど、音声がWMA/MP3/MIDI/WAVE/AUなど、動画がWMV/MPR/AVI/FLVなどとなっている。
さらに、URLやメールアドレスも日記に貼り付けられる。リンクのクリックで既定のWebブラウザやメールソフトが起動し、サイトの閲覧やメールの作成をすぐに行える。
マークアップ機能も備える。「*(半角アスタリスク)」を先頭に置いた行は、見出し(タイトル)として大きな文字で表記される。画像ファイルのパスを「[[と]](半角大カッコ)」で囲むと画像へのリンクとなり、囲まれた画像が日記上に表示される(パスは相対パスでもよい)。日記の検索機能もあり、本文中の文字列をキーワードに検索を行える。
データの保存操作は不要。日付ごとの入力が確定(別の日付への移動など)した時点で自動保存される。日記の本文データは月別のテキストファイル(例:201404.txt)としてまとめて保存され、外部のテキストエディタなどで閲覧することも可能。画像は、日付別に連番が付けられたファイル(例:20140401_0001.png)として保存される(ただし、保存されるのはクリップボード経由で貼り付けた画像のみ)。
デザインをカスタマイズすることも可能。カレンダーでは文字フォント、サイズ、カラー、表示エリアの余白サイズなどを、編集エリアでは文字フォント、サイズ、タブ幅、行間を好みで変更できる。さらに、挿入したURL、メールアドレス、ファイルパスの色も個別に指定することが可能。メイン画面の背景に任意の画像を表示させることもできる。12枚の画像を用意することで、月替わりで背景画像を切り替える機能も備える。