主人公の移動も戦闘もサイコロ次第のRPG風すごろくゲーム。特殊な能力を持つカードを使ってサイコロの出目を操作したり、攻撃力をパワーアップさせたりできる。託宣の勇者は期限内に魔王城にたどり着き、姫を助け出せるか
「すごろくプリンセス!」は、魔王にさらわれたお姫様を取り戻すため、託宣の勇者が魔王城を目指すという設定のRPG風すごろくゲーム。120ターン以内に魔王城までたどり着き、魔王とお姫様の結婚を防いで、最悪の結末を回避することが目的。ただのサイコロまかせのすごろくではなく、保持しているカードを使い、さまざまな効果を発動できることが特徴。
ヒロイン「レティシア姫」は、ヴィンラード王国第13代国王「リオネス王」の第三王女で、世界一の美貌の持ち主(魔王評)。とある嵐の夜にさらわれてしまう。誘拐したのは、暗黒世界の支配者で魔族の王である「魔王」その人。姫の救出作戦には王国軍の兵士はもちろん、王国内外各地から腕利きの傭兵や格闘家などが名乗りを上げ、討伐隊を結成して魔王城を目指した。しかし、旅立った志願兵たちは一人残らず魔王の手下の魔物に敗れ、命からがらに王都へと逃げ帰ってきてしまった。
最後の希望は、どこからともなく王都にやってきた託宣の勇者のみ。勇者は、結婚式が行われる4ヵ月後(120ターン)のその日までに姫を助け出すことができるだろうか……。
ショップに寄ってアイテムを購入するか、素通りして旅路を急ぐか
主人公の勇者の名前は「ロベルト」。リオネス王によって強引に依頼を押し付けられてしまうが、お姫様に同情し、一日でも早く救出することを決意する、気のよい青年だ。冒険の旅には、国王から勇者の道案内を命じられた妖精族の「ラヴィ」が同行する。
ゲームの内容はすごろくをベースにしたRPGゲーム。ルールは、イントロ終了後のチュートリアルで説明される。解説役はもちろんラヴィだ。
基本的なルールはすごろくと同じ。サイコロを振って、出た目の数だけマスを移動し、移動先のマスに書かれた内容によって利益や不利益を受けたりする(サイコロを振るたびに1ターン(日)が経過する)。マスに書かれた内容は「nすすむ」「nもどる」「n回やすみ」「nコイン」「SHOP」「EVENT」「CARD」「BATTLE」「BOSS」など。
「nすすむ」「nもどる」で止まったら、書かれている通りにマスを移動する(移動先のマスに書かれた内容は無視)。「n回やすみ」は、休んだ回数だけターン(日数)が経過する、極力避けたいマス。「nコイン」では、書かれた数字だけコインをゲットできる。
「SHOP」マスでは、ショップに寄って買い物をすることが可能。各ショップにはいくつかのアイテムが用意され、そのうちのひとつを買うことができる。「SHOP」マスには目の数がちょうどでなくても止まることが可能。「買い物をする」か「先を急ぐ」かをプレイヤーが選択できる。店に立ち寄った場合は残りの移動数は失われる。
「EVENT」は、止まってみるまで何が起こるかわからない。
バトルに負けるとHPが0になり、2回休みに
「CARD」マスに止まるとカードをゲットできる。ただし、所持できるカードは最大で5枚まで。すでに5枚のカードを持っている場合は、6枚目のカードは破棄される。カードはショップで購入したり、カードマスに止まったときや、戦闘に勝利したときなどに入手でき、上手に利用すればゲームを有利に進めることができる。
カードの種類は大きく分けて「TRNタイプ」「MVDタイプ」「BTLタイプ」「ETCタイプ」の4種類。「TRNタイプ」はサイコロを振る前に使用でき、体力を回復したり、サイコロの出目を操作して、目的のマスに確実に止まったりできる。「MVDタイプ」は、移動後に特定の条件で使用できるカード。「休み」のマスを無効化するのに使える。「BTLタイプ」は、戦闘中に攻撃力を強化することができるカード。「ETCタイプ」はこれら以外のカードで、例えばどこかの扉を開けることができる鍵のカードなどが存在する。
「BATTLE」マスに止まると戦闘になる。戦闘は自分の攻撃力とサイコロの出た目による一発勝負。モンスターのHPを一撃で0にできないと負けになり、ダメージを受ける。HPが0になると戦闘不能になり、2回休みになる。勝利するとお金と、時にはカードを得ることができる。
「BOSS」マスでは、ボスとの戦闘が待ち受けており、回避できない。戦闘は一発勝負ではなく、どちらかのHPが0になるまで継続する。負けると1マス戻されて、戦闘不能になる。ただし、再チャレンジではこちらのHPが満タンになるのに対し、ボスのHPは減ったまま。最後には絶対に勝利できる。