目標達成までのプロセスやモチベーションをユーザに常に意識させ、効率的にタスクをこなせるようにする“目標管理ソフト”。「TaskJenga」は、目標を達成するためのモチベーションの維持を重視したタスク(目標)管理ソフト。「個々のタスクにかかった時間をタイマで細かく記録する」「目標達成への阻害となる要素を書き出し、頭から追い出す」といった作業を行うことにより、目標達成を実現へと導く。「CommitmentCard」と呼ばれるカードを利用して、タスクの達成過程を時間管理することが特徴。
メイン画面は、黄、緑、グレー、赤の四色のタブ画面で構成され、切り替えながら作業する。まずはじめに「自分がこうなりたい、これをやりとげたい」という目標をよく考えて書き留める(黄色のタブ)。具体的には最終的な目標(Goal)や、やる気が低下したときの対処法(Mind)、疲れがたまったり、体調が悪かったりしたときの対処法(Body)を入力する。
タスクの設定と作業の進行管理には、メイン画面左側の「ToDoリスト」と別ウィンドウで表示される「CommitmentCard」を用いる。まず、ToDoリストに「いま抱えているタスク」をできる限り羅列する。次に「CommitmentCard」を開き、書き出したタスクを参考に、実際の行動(作業)を段階的に並べて、個々のタスクを時間的に管理する。具体的な操作の流れは、
- ToDoリストを参照しながら、具体的な「いまやること」を入力(最大4項目)
- 現時点のMind(やる気)、Body(体調)を入力(5段階で評価)
- 予測される終了時刻を設定し、「start」ボタンをクリック
- 項目をクリアするごとにボックスをチェックし、すべての項目が終了したら「stop」をクリック
となる。「CommitmentCard」の中央には「comment」「interrupt」の各入力欄が用意されている。「comment」は、作業終了後に感想や気づいたことなどの覚え書きを残しておくエリア。ネガティブなことは書かず、前向きな、以降の作業にプラスになることだけを書くようにする。「interrupt」は、作業中に雑念やほかのタスクが思い浮かんだときにその内容を入力し、頭の中から追い出すようにするもの。作業中は「いまやるべきタスク」だけに集中し、頭の中のON/OFFをしっかりと意識することを目指す。
こうした作業を意識的に繰り返し、行動を習慣づけることで、モチベーションを維持しつつ、作業効率の向上を図ってゆく。
作業が完了した「CommitmentCard」は、「submit」をクリックすることでメイン画面のボード欄(緑色のタブ画面)に掲示される仕組み。各カードの背景色を設定することも可能。例えば、タスクの種類別や重要性(難しさ)の度合いなどに応じて色分けすることができ、ボード上でカードを見やすく分類できる。
データ集計機能もある。90日分の「CommitmentCard」をまとめて確認したり、タスクにかかった時間をカラー別に棒グラフで確認したりすることが可能(グレーのタブ画面)。「Body」「Mind」の時間による変動を折れ線グラフで参照することもできる。そのほか、1週間に行った作業を振り返り、目標達成の度合いを確認するための「週次レビュー」もある(赤のタブ画面)。
オプションでは「CommitmentCard」のフォーマットを設定することが可能。カードサイズは200×200pixelから350×350pixelまでの4段階から、またフォントサイズは、8ポイントから12ポイントまでの5段階から選択・指定できる。