ワンクリックで使える、簡単操作の動作補正ソフト。「VIDEOMIZER」は、昔に撮影された動画や条件のよくない状態で撮影された動画など、画質的に思わしくない動画をワンタッチできれいに補正してくれるソフト。誰でも手軽に高画質な動画を得ることが可能。補正前後の画質を事前に確認することができ、手動で細かな調整した上で実行することもできる。
使い方は簡単。
- ビデオリスト(ファイルメニュー)で画質を補正したい動画を選択
- 選択した動画をダブルクリック(動画がプレビューパネルに表示される)
- 「最適化を開始」ボタンをクリック
するだけでよい。自動的に最適なパラメータが設定され、画質の補正された動画を保存できる。メイン画面右側にはフィルタパネルが配置され、手動で細かな調整を行うことも可能。調整可能な項目は大きく「最適化」「手ブレ補正」「回転」に分類されている。「最適化」では、色温度や色彩などを調整することが可能。写真画像の加工でよく使われる「HDR(ハイダイナミックレンジ)」合成を動画に適用することもできる。
「手ブレ補正」では、撮影時のさまざまな揺れを補正できる。上下左右のブレだけでなく、カメラの傾き方向のブレを補正することも可能。必要に応じて解像度を調整することもできる。
「回転」では、画像全体を時計回り/反時計回りに90度単位で回転させることが可能だ。
各種パラメータはユーザの好みに応じて、使う/使わないを自由に設定できる。「特定の項目だけを手動調整し、そのほかは自動補正にまかせる」といったことも可能だ。
画質の補正時には、二分割されたプレビューエリアで「元映像」「加工後映像」を事前に比較・確認することが可能。「ファイル出力してみるまで、どのような画質になるかわからない」といった心配はない。
加工後映像の出力時には、エンコードパラメータを元ファイルとは異なるものに指定することも可能。出力解像度を変更したり、フレームレートを変更したりといったことができる。拡大・縮小では、アスペクト比を保持するかどうかを指定できるほか、拡大・縮小アルゴリズムを選択することも可能だ。
出力時のファイル形式(AVI/MP4/MPEG/WMV)を指定することも可能。音声もステレオ/モノラルの相互変換を行えるほか、サンプリングレートを変更することも可能だ。映像・音声のビットレートは、代表的な機器のものがプリセットされ、簡単に選択・指定できる。もちろんユーザが手動で指定することも可能だ。