重要なファイル/フォルダを不可視化し、アクセスできないようにするセキュリティ対策ソフト。操作は簡単で、処理も高速。「Wise Folde Hider」は、ファイル/フォルダを見えない状態にしてデータを保護するソフト。保護したいアイテムをメイン画面にドラッグ&ドロップするだけで不可視化され、アクセスできない状態にする。ドラッグ&ドロップだけでなく、ダイアログで非表示にするアイテムを指定することも可能。アプリケーションの起動自体にログインパスワードを設定する必要があるほか、個々のアイテムにパスワードを設定することもできる。
保護対象として登録したアイテムは、メイン画面にリスト表示される。リストにはアイテムのパス、ロックの状態、「隠蔽中」または「可視状態」を示すステータスなどが表示される。個々のアイテムに対しては、(1)隠蔽の解除(一時的な可視化ではなく、リストからの除外)、(2)対象アイテムがあるフォルダを開く、(3)アイテムに対するパスワード保護の各操作を行える。
隠蔽状態のアイテムを見えるようにするには、リストをダブルクリックするか、または「場所を開く」を使ってフォルダを開けばよい。いったん可視状態にしたアイテムを再び隠蔽するコマンドはないが、「Wise Folde Hider」自体を終了してしまえば、次に起動したときには自動的に隠蔽状態になっている。
「Wise Folde Hider」の起動にはログインパスワードの入力が必要。さらに、登録した個々のアイテムにパスワードを設定することも可能で、二重に保護することができる。個別のパスワードが設定されたアイテムは「ロック」フィールドの表示が「はい」となり、ダブルクリックや「場所を開く」を実行した際にはパスワードの入力が求められるようになる。
「USBドライブを隠す」機能を使えば、USBメモリやカードリーダにセットされたフラッシュメモリを隠蔽することも可能。この場合、ドライブそのものは表示されるが、ルート以下にあるすべてのファイル/フォルダが見えなくなる。
万が一パスワードを紛失してしまった場合は、Password Retieve Serviceに申請するとパスワードを教えてくれる(有料。本稿執筆時点では9.99USドル)。