快適に操作できる高機能タブ型ファイル管理ソフト。レジストリへの書き込みがなく、USBメモリなどの外部デバイスから利用することもできる。「XYplorerFree」は、はじめてでも簡単に使える直感的なインタフェースを備えたファイル管理ソフト。フルパス表示からのパス名取得機能(クリップボードにコピー)、条件に合致したファイルを抽出したり、色分けしたりできるフィルタ機能など、Windows標準のエクスプローラにはないユニークな機能を数多く備える。
メイン画面は、エクスプローラ風の左右に二分割されたデザイン。左側には階層構造を示すフォルダツリーが、右側には指定フォルダ内のファイルリストが表示される。右ペインでは、複数のフォルダを同時に開き、タブで切り替えながら利用することが可能。右ペインを上下または左右に二分割して、二つのフォルダを同時に表示させることもでき、フォルダ間でのファイルのコピー/移動も簡単に行える。
ファイルリストの上部(タブの下)には、表示中フォルダのフルパスが、見やすいカラー帯(ブレッドクラムバー)に表示される。フォルダツリーには、選択中のアイテムまでのパスが緑のラインで表示される「ツリーパスの追跡」機能があり、フォルダの位置をひと目で把握できるようになっている。
リスト上のプログラム(実行ファイル)を直接起動したり、データファイルを指定のアプリケーションで開いたりできるほか、一部のファイル(テキスト、画像、PDFなど)では、内容を別ウィンドウに簡易表示させることもできる(フローティングプレビュー機能)。
選択中のフォルダ内に新しいテキストファイルやサブフォルダを追加する際には、名前は作成時にユーザが指定するか、あるいは「2014-01-01」「20140101」の形式で“今日の日付”にすることも可能だ。
「視覚フィルタ」では、フォルダ内で指定した条件に合致するアイテムだけをファイルリストに表示させることが可能。用意されたフィルタには、
- ファイル形式(テキスト、イメージ、オーディオ、ビデオ、Officeファイル)
- 更新日時(30分以内、3時間以内、今日、今週、今年)
- サイズ(空、1/10/100/1000MB以上)
- ファイルのみ/フォルダのみ
があり、ユーザが任意に設定することも可能。例えば、ファイル名に含まれる文字列またはワイルドカード(?/*/#)を利用したフィルタや、正規表現によるフィルタなども利用できる。さらに、リスト上のファイルを色分けできる「カラーフィルタ」機能もあり、例えば実行ファイル(EXE/BAT)、圧縮ファイル(ZIP/RAR)、HTML/PHPファイルなどを異なる色で表示させることが可能だ。ファイル名の変更機能も充実している。
- 大文字/小文字の変換(拡張子のみ変換、先頭のみ大文字など、6パターン)
- スペース⇔_(アンダーバー)変換
- アクセント記号削除
- MP3のタグ(アーチスト、タイトル、トラックなど)を利用した変換
を行えるほか、バッチ処理や正規表現を用いた特殊な変換も行うことができる。そのほかにも、サブフォルダも含めた全ファイルリストを同一タブ内で一覧表示する「ブランチ表示」、選択中のファイルのプロパティやバージョン、メタ情報などをまとめて表示する「情報パネル」など、豊富な機能を搭載する。