大きく見やすい文字で表示される、タイマー機能付きのデジタル時計ソフト。起動時にメモを表示させることもできる。「KTimer」は、時間計測のために便利な機能を備えたタイマー・時計ソフト。時刻表示(時計)のほか、ストップウォッチ、タイマー、連続タイマー、メモ表示の各機能を搭載。連続タイマーでは──カウントアップ/カウントダウンの単純な計時ではなく──複数のチェックポイントを指定した計時を行える。メモは起動時に表示させることができるほか、あらかじめ指定した日時に表示させることも可能。指定した曜日・時刻にチャイムを鳴らす機能もある。
時計・タイマー表示部の文字サイズは、ウィンドウの横幅に応じて変化する。最小では横150pixelまで、また最大ではデスクトップいっぱいにまで広げられる。最大化した状態で大型のディスプレイと組み合わせれば、大勢の人に向けた時計表示機として利用できる。文字色は、タイマーとして使用している際には白地に黒文字(またはその反転)、時計として使用する際には、薄緑色地に黒文字(またはその反転)となる。
ストップウォッチでは、ゼロからスタートして1秒ごとに時間をカウントアップする。最長で10時間または24時間まで計測することが可能。「スタート」ボタンをクリックすると計測が開始される。一時停止して、数値をリセットすることなく計測を再開することもできる。
タイマーは、いわゆる「カウントダウンタイマー」のこと。あらかじめ時間を指定しておき、「スタート」ボタンをクリックすると、設定した時間から1秒ずつ減ってゆく。ゼロになるとタイマーが停止し、アラーム音が鳴る(鳴らさないようにすることも可能)。
連続タイマーは、あらかじめ設定された複数のタイマーを順番に実行するもの。例えば、
- 準備 5:00
- 前半 10:00
- 休憩 5:00
- 後半 10:00
という設定では、最初に「準備」として5分間のカウントダウンを行い、次に「前半」10分、「休憩」5分、「後半」10分というタイマーが連続的に実行される。途中、同じタイマーパターンが繰り返し実行されるようにすることもできる。タイマーの実行中には、目的までの残り時間状況をバーグラフで確認できる。連続タイマーでは、現在実行中のタイマーに付けられたタイトル(「前半」「後半」など)文字列もあわせて表示できる。ユニークなところでは、タイマー実行中に音楽CDを再生する機能もあり、「休憩時間に自動的にBGMを再生する」といった用途で使える。
時計は、12時間制または24時間制から表示を選べる。さらに秒だけが小さく表示されるモードか、秒まで含めてすべて同じサイズの文字で表示されるモード(ただし24時間制固定)かを選ぶことが可能。指定日時やソフトの起動時にあらかじめ記述したメモ(今日のメモ)をポップアップ表示させることもできる。
連続タイマーの設定やメモは、いずれもテキストファイルに記述されており、好みのテキストエディタを使って編集することができる。