タスクトレイアイコンを別ウィンドウに表示し、操作しやすくするユーティリティ。「大きなタスクトレイ」は、タスクバー右端のタスクトレイ(通知領域)に表示されるアイコンを、独立したウィンドウ内に“より大きく”表示し、簡単に操作できるようにするソフト。指定したアプリケーションのアイコンをタスクトレイ(および「大きなタスクトレイ」)に表示させることも可能。表示されるアイコンのサイズは三段階から選べる。アイコン操作へのショートカットキーを指定することもできる。
起動すると、Windowsのタスクトレイのアイコンと同じアイコンが「大きなタスクトレイ」のウィンドウに表示される。「大きなタスクトレイ」内のアイコンは、本来のタスクトレイアイコンと同様に操作することが可能。例えば、アイコンを右クリックすれば、コンテキスト(右クリック)メニューが表示され、ダブルクリックも本来のダブルクリックと同様の動作になる(どのように動作するかはプログラムによって異なる)。
本来のタスクトレイと異なるのはアイコンのサイズだ。「大きなタスクトレイ」内のアイコンは、大(64×64pixel)、中(48×48pixel)、小(32×32pixel)から選択することが可能。特に「大」では、Windows 7のデスクトップアイコン(中)と同じサイズになり、超高解像度のノートパソコンや、タッチスクリーンなどを使用した場合でも十分に使いやすい。
「大きなタスクトレイ」のウィンドウは、一定時間操作しないでいると自動的に最小化され、普段の操作には邪魔にならない。自動最小化機能は必要に応じて、
- アイコンをクリック/ダブルクリックしたあとは最小化しない
- アイコンを右クリックしたあとは最小化しない
- 表示後、一定時間が経過しても最小化しない
- 最小化したときはタスクバーに表示しない
よう設定することも可能。ユーザの好みに応じて利用できる。個々のアイコンにショートカットキーを割り当て、キーボードから操作することも可能。割り当てられる操作は「クリック」「右クリック」「ダブルクリック」の各入力。【Ctrl】/【Alt】キーなど(の組み合わせ)やファンクションキー+文字キーで設定できる。「大きなタスクトレイ」自身にも、画面表示のためのショートカットキーが割り当てられており、最小化されている場合でもワンタッチで呼び出せる。
指定したアプリケーションのアイコンをタスクトレイ+「大きなタスクトレイ」に表示させることも可能。「大きなタスクトレイ」をアプリケーションランチャのように使うことができる。