はじめてでも直感的に操作できる確定申告書作成ソフト。入力ミスを減らすための自動計算・転記機能などで、スムーズな書類作成をサポートする。「やるぞ!確定申告2014 for Windows」は、確定申告書類の様式そのままの画面で入力できる、簡単操作の申告書類作成ソフト。内訳書や明細書も作成でき、計算結果は申告書へ簡単に転記することが可能。できあがった書類を印刷すれば、そのまま税務署に提出できる。重要な節税項目の入力漏れを教えてくれる「節税チェッカー」も搭載。実際の申告用紙配布に合わせてリリースされるアップデートを適用することで、e-Taxにも対応する。
起動後に表示される「メインメニュー」画面は、大きく「設定」「便利機能」「提出書類」に分かれる。「設定」では、申告者の氏名などの基本情報を登録する。減価償却費のように前年度から引き継ぐ情報があれば、取り込むことも可能だ。
「便利機能」では、実際に提出しなければならない書類を「提出書類ナビゲーション」がアドバイスしてくれるほか、控除対象項目にチェックしておくと、書類の入力画面上で入力漏れがあった場合に「節税チェッカー」が教えてくれる。
実際に入力するには「提出書類」の各書類のボタンをクリックして入力画面を開く。用意されたボタンは、確定申告書AおよびA用の内訳書/明細書、確定申告書Bおよび決算書/収支内訳書、内訳書/明細書の計五つ。
内訳書や明細書を先に作成しておくと、入力結果から計算を行ってくれるだけでなく、あとで申告書の入力を行うときに結果を転記することが可能。作業が簡単になり、入力ミスを防ぐのにも役立つ。
入力画面のレイアウトは、実際の書類と同じ。内訳書/明細書の選択画面には各書類の概要説明を表示するためのボタンもある。
申告書の作成画面には提出書類の縮小イメージが表示され、そのまま入力画面を呼び出すメニューになっている。書類イメージは収入に関連する欄や税金の計算に関連する欄などにブロック化されており、さらにブロックごとに番号が振られている。番号にしたがって操作を進めてゆくことで、スムーズに作業できるようになっている。
「所得の内訳」や控除関連の入力画面には転記用のボタンが用意され、クリックすると、先に作成しておいた書類の内容がそのまま転記される。さらに、内訳書や明細書の入力画面を呼び出し、内容を修正することも可能だ。
入力項目のラベル(見出し文字)が立体的なボタン風のデザインになっているものは、クリックすると、当該項目のヘルプが表示される仕組み。ヘルプでは、項目に関する概要や必要となる添付書類が説明されるだけでなく、具体的な例で入力内容が説明されたり、その場で計算をできるようになっていたりするものもある。
各書類の画面には印刷用ボタンもあり、できあがった書類をすぐに印刷することが可能。申告書や青色申告決算書の印刷メニューでは、用紙選択で白紙または税務署配布用紙のいずれかを選ぶことができる。税務署配布用紙で印刷済みの項目を除外したり、控えを印刷したりすることも可能だ。