「1Gバイト以上のテキストファイルを開いても待ち時間なしですぐに閲覧と編集が行えます」「開いたファイルが1TB以上のテキストでも待つことはありません」という謳い文句が頼もしい。ヘルプファイルの記述によると、オープンできる最大サイズは1,024TBとのこと。一般的には大容量のテキストを扱う場合、編集を前提としてテキストエディタを使うか、検索性を重視してGREPのような一括検索・置換用のソフトを使うことが多いかと思うが、その点「Giga Text Viewer」は閲覧に徹したところがユニークだ。
ベーシックな編集機能は備えているが、文字の削除を行うのさえオプションで制限を解除する必要があり、入力や書き換えを行うには編集用ダイアログを開かなければならない。検索・置換も、ビューア上で実行できるのは検索のみ。置換は特典機能での提供となる(ついでにいうと、切り取りやコピー用のコマンドは「編集」メニューにもコンテキスト(右クリック)メニューにもない)。
こうした仕様から見ても、データソースを不用意に書き換えてしまうことなく、純粋に内容をチェックするためのソフトといってよさそうだ。
寄付をしてくれたユーザあるいは同じ作者(YandAさん)によるほかのシェアウェアを購入した方への特典として、テキスト整形機能が有効になる解除キーが提供されるが、基本はあくまでもビューア。編集機能は限定的なので、その点はよくご理解いただきたい。
(福住 護)