“誰でも手軽に使いはじめられる多機能はがき作成ソフト”として定評のある「宛名職人」。前バージョン「19」では、フルスクリーン表示やジェスチャ操作、今回は自動保存やバージョン管理など、バージョンアップのたびに、OS X特有の機能を取り入れて“Macらしい操作性”を実現し、使い勝手を向上させている。差出人の設定や既存住所録の読み込みを簡単に行えるウィザード形式の「クイックスタート」が用意され、はじめて作るときの導入作業もスムーズ。特に「連絡先」では、同じデータ項目をカバーしているため、項目の割り当て変更はほぼ不要。ワンタッチでデータを取り込める。
テンプレートは、インストール時に含まれるサンプルデータに加え、メーカーサイトにも豊富に用意されている。サイト上のデータには「テンプレートセレクタ」上からアクセスすることが可能。Macがインターネットに接続された状態であれば、すぐにダウンロードして利用できるので便利だ。
住所録一覧の印刷では、枠線や罫線の種類(実線、点線)、背景色、ヘッダやフッタに表示する内容などを細かく設定することが可能。住所録作成にも使える。さらに、差出人を最大10人まで登録できたり、ダイレクトメール作成に便利な「カスタマーバーコード印刷」に対応していたりなど、ビジネスや団体でのユースにも適している。
(坂下 凡平)