ファイル/フォルダを完全消去し、復元不可能な状態にできるソフト。削除アルゴリズムは5種類が用意され、処理にかかる時間と安全性とを考慮して選べる。「File Shredder」は、簡単な操作でファイル/フォルダを完全に消去できるソフト。通常の削除方法=「ごみ箱を空にする」では消すことのできない残存データに別のデータを上書きすることで、ファイルの痕跡を残さず、完全に消去する。リストに登録した複数のファイル/フォルダをワンクリックで一括削除できるほか、ファイル/フォルダのコンテキスト(右クリック)メニューから即時削除することもできる。
メイン画面は、左側にファイル/フォルダ追加のボタン(リンク)や、オプション設定画面の呼び出しボタンなどが、また右側には削除対象のリストが並ぶ構成。シンプルでわかりやすい。使い方は簡単。
- リストに、削除したいファイル/フォルダを登録
- 「Shred Files Now..」ボタンをクリック
- 確認ダイアログで「OK」をクリック
の3ステップで完了。登録したアイテムが一括削除される。ファイル/フォルダの登録はドラッグ&ドロップにも対応する。リストへのアイテムの追加登録や除外もワンボタンで行える。削除アルゴリズムは「Shredder Setting」画面で設定する。用意されているのは、
- Simple One Pass(シンプルな1回上書き)
- Simple Two Pass(シンプルな2回上書き)
- DoD 5220-22.M(米国防総省推奨の「DoD 5220.22-M」による削除方式)
- Secure earsing algorithm with 7 passes(セキュアな7回上書き)
- Guttman algorithm 35 passe(グートマンアルゴリズムで35回上書き)
の5種類。順番に下の方法ほど安全性が高くなるが、処理時間は長くなる。ファイル/フォルダのほか、ストレージ上の空き領域に残っているデータを削除する機能もある。対象とするストレージのドライブを選び、削除アルゴリズムを選択するだけでよい。