シンプルで使いやすい“簡単・楽しい”はがき作成・住所録ソフト。午年素材を含む、多彩なテンプレートを収録する。「はがき作家 Professional」は、はがきや封筒の宛名印刷および住所録の管理と、はがきの文面作成を行うためのソフト。年賀状や暑中見舞いといった郵便物の作成に的を絞ることで、シンプルで明快な操作性を実現。オンラインでの印刷注文にも対応する。新バージョン「7」では、住所録カード画面と宛名印刷画面とに住所録一覧表示機能が追加されたほか、宛名印刷機能や郵便番号の位置調整機能の強化が図られた。フォントサイズの単位をミリ/ポイントに切り替えることもできるようになった。
ソフトは「はがき作家 あてな」「はがき作家 うら」で構成される。必要な方だけを起動して使えるほか、双方のツールバーから切り替えて使うこともできる。
「はがき作家 あてな」の画面は、住所録を管理するデータベースと、印刷用のプレビュー表示エリアとに大きく分けられる。データベース部分は、一覧表形式と、一画面に一件分のデータが表示されるカード形式との切り替え式。一覧表形式は「あかさたな」順とグループ別の二つのタブ画面を切り替えることができ、名前の五十音順や友人、会社、親戚といった種別でデータをすばやく探し出せる。
画面右側には宛名のプレビューが常に表示され、住所データを追加したり、内容を変更したりした場合には、修正結果をその場でただちに確認できる仕組み。用紙設定では「年賀はがき」「喪中はがき」「普通はがき」「暑中見舞いはがき」「往復はがき」「エコーはがき」などからレイアウトを選択することが可能。封筒も長形7種類、角型10種類、洋形7種類が登録されている。
プレビュー画面では、用紙設定で選択したはがきまたは封筒の様式に、選択中の宛名データがレイアウトされる。縦書き、横書き、横置きや差出人の有無などは用紙設定で行う。
住所録で管理できる項目は、氏名、自宅または勤務先の住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス(2件分)、WebサイトのURL、家族の名前、年賀状や暑中見舞いの送受記録、敬称、グループの指定、印刷対象の設定など。住所録データは一覧表形式で印刷できるほか、CSV形式でのインポート/エクスポートにも対応する。
宛名面の印刷設定では、用紙の選択やオフセット(微調整)設定、印刷枚数の指定などを行える。印刷範囲の指定では、現在の宛名データ、すべての宛名データ、一覧で選択している宛名データなどを選択できる。住所録との連携で、印刷済みや送受記録へのマーキングなども行える。
さらに、「はがき作家印刷サービスを利用して、オンラインでのプリント注文も可能。添付する裏面ファイルの指定や、枚数に応じた料金の見積もり機能もある。
住所録のカード表示や印刷設定画面でも、一覧表の一部を表示させることが可能。一覧表で選択しながらカード画面で編集したり、印刷対象を確認しながらオプションを選んだりといった作業が容易になる。
文面作成を行う「はがき作家 うら」は、プレビューを兼ねた編集エリアと、オブジェクトの一覧、オブジェクトのプロパティ表示エリアで構成される。
文面デザインは、付属のテンプレートから好みのものを選び、そのまま使用してもよいし、追加のテンプレートやイラストをインターネットからダウンロードして使用してもよい。年賀状や喪中のあいさつ、寒中見舞い以外にも引っ越しや結婚、出産の報告、季節のあいさつ、パーティの招待状など、さまざまなテンプレートを利用できる。
テンプレートを使用しない場合は、画面に表示された白紙のプロパティ設定画面で、用紙や背景の色、イラストなどを指定し、オブジェクトの一覧を使って文章やイラストなどを配置してゆく。
配置したオブジェクトを選択すると、プロパティ画面が当該オブジェクトに応じたものに切り替わる。文章の場合はテキストの編集やフォントの指定、ふちどり、影付きなどの装飾を、またイラストや写真であれば、画像を囲むフレーム(枠)の色やぼかし、傾き、トリミング、明るさやコントラストの調整などの加工を行える。
オブジェクトの整列やサイズの統一、均等スペースといった複数のオブジェクトに関するレイアウト機能もメニューバーから利用できる。位置を整えるのに役立つグリッドを表示させることも可能だ。
裏面の印刷では、印刷可能領域に合わせて拡大・縮小したり、倍率を指定したりできる。