シンプルで見やすく、使いやすい血圧管理ソフト。最大5人までのデータを登録でき、家族の血圧をまとめて管理できる。「ハート日誌2」は、朝・夜の1日2回、血圧を記録してゆくことで、測定値の推移を表とグラフで確認できる健康管理ソフト。複数ユーザのデータ(最大5人)を個別に管理でき、それぞれの身長と目標の最高血圧、最低血圧、脈拍数を指定しておくと、グラフ上で「目標値にどのくらい近づいたか」をチェックできる。血圧のほか、体重や血液検査の数値などを記録することも可能だ。
起動時に表示されるのは、当月の日付が縦軸に並ぶ表計算ソフト風の画面。日付をクリックして当日の「データ記入」ダイアログを開き、朝・夜の測定時刻および最高血圧、最低血圧、脈拍数を記録してゆくのが操作の基本。血圧と脈拍数は、複数回(最大3回)の測定値の平均を記録することもできる。
大きな特徴のひとつが「ほとんどの操作がマウスだけで行えるように設計されている」こと。「データ記入」ダイアログでは、数字のクリックで入力可能な大型のテンキー型文字パッドを利用できるほか、数値が一列に並ぶプルダウンメニューから測定値を入力したり、「UP/DOWN」ボタンで測定時刻を入力したりすることも可能。もちろん数字を直接キーボードから入力してもよい。
血圧のほか、体重を記録することも可能(1日1回)。さらに、覚え書きなどを記録しておけるコメント欄(1行)や、朝・昼・晩の薬の服用、飲酒、運動の有無などをチェックするための項目も用意されている。チェック項目は、ユーザが自由にカスタマイズできるようになっている。
グラフには、標準状態で1ヵ月(31日)分の血圧および体重が折れ線グラフで表示される。血圧は「朝と夜のデータを連続線で表示させる」か「朝と夜を個別の線で表示させる」かは、ユーザが選択できる。さらに血圧グラフでは、目標血圧(最高−最低)の範囲や当日の平均血圧、1週間の平均値(移動平均)も同時にグラフに表示させることが可能。体重グラフでは、毎日のBMI値(体重÷身長÷身長で計算)を表示させされる。
グラフの表示方法は、ユーザが細かく調整することが可能。グラフ脇のスケールを操作することで、血圧・体重の目盛りサイズ(幅を広く/狭く)やグラフの表示範囲(数値を高く/低く)を変動させられる。上部にある日付幅のスケールの操作で、1/2/3ヵ月分の表示に切り替えることもできる。
血液検査および尿検査の結果管理機能もある。記録できるのはコレステロールをはじめ、尿酸値、中性脂肪、総タンパク質など、約40項目。健康診断の検査項目を幅広くカバーしている。項目名の編集(追加・削除・変更)や表示順の入れ替えも可能で、病院で発行される診断表の検査項目と一致させることができる。
印刷機能も備える。印刷用紙はA4・縦で、表とグラフが1ページの上下に配置される。印刷範囲は「月別」「開始・終了日」「直近の×日分」などで指定することが可能。手書きで記録する人向けに、データなしで用紙のみを印刷する機能もある(A4縦/横を選べる)。