画像形式の変換だけではなく、サイズの変更や回転・反転、透かし文字/画像の挿入を一括して行えるのが便利。例えば、「縦位置で撮影した写真の回転」や「クレジット表示の付加」といった処理を一度で済ますことができる。ただし、こうした設定は、変換を指定したすべての画像に対して一様に適用される(画像ごとに異なる設定はできない)。処理速度は快適。かなり古い使用環境(Windows 7 Home Premium、Core 2 Duo P8700/2.53GHz)でも、サイズ約4MBのJPEG画像×150ファイルの変換が1分ほどで完了した。もっとファイル数が多ければ、さらに威力を実感できるだろう。
画像編集機能はなく、リスト上から別アプリケーション(同じ作者による「PhotoPad」)に画像を渡して、編集・加工を行う仕組み。同様に、ほかの画像関連アプリケーション(「Express Burn」「PhotoStage」)との連携機能を備え、リストに読み込んだ画像の編集・加工や光学ディスクメディアへの書き込み、画像を利用したスライドショウの作成といった操作をスムーズに行えるようになっている。
(坂下 凡平)