仲間との親密度や恋情度を上げることによりシナリオが分岐するアドベンチャーゲームと、光弾をかすり避けながら敵と戦う弾幕シューティングとが一体になったシューティングアクションゲーム。ホシを滅ぼしかねない人類と、人類を滅ぼしかねないメナスとの戦い
「ありふれたホシの終末期NextPhase」は、ショットによる遠距離攻撃やブレイドによる近接攻撃、ボムやさまざまなサブウェポンを駆使して敵と戦う、ストーリー仕立てのアクションシューティングゲーム。シューティングパートの前後にはアドベンチャーパートが用意され、さらにステージ間のフリータイムでは主人公を訓練したり、仲間との親睦を深めたりすることが可能。フリータイムの行動でストーリーが分岐する。
ゲームの舞台は、人類が誕生し、文明を築いている地球によく似た、とある“ありふれたホシ”。そのホシの暦で20xx年。人類は科学技術を発展させて栄えていたが、数十年前に突如として現れた生物「メナス」の襲撃に悩まされていた。メナスは光弾を発することができ、肉体的にも極めて強力。さらに、ヒト科のみを襲う習性を持っていた。
一方、メナスの出現と期を同じくして、人類側にも一般的な人類とは一線を画する身体能力を持つ個体が出現するようになっていた。50万人にひとりの割合で生まれるその者たちは、メナスに対抗し得る唯一の存在とされ、彼らを集めた特務小隊が結成される。いつしか彼らは、救世主「メシア」と呼ばれるようになっていた……。
フリータイムにどんどん会話して、第二特務小隊の仲間との親睦を深めよう
ゲームの主人公は、第二特務小隊の隊員「アオ」。遠距離攻撃から近接戦闘までをこなす万能タイプ。どちらの戦闘法もトップの技量ではないが、才能はみなから認められ、第二特務小隊のエースと見なす者もいるようだ。カレーをこよなく愛し、なんでもかんでもカレー味にしたがる悪癖がある。
第二特務小隊のメンバーは、アオを含めて全部で5名+α。小隊長の「セピア」は、双刀使いで隊内最強。年齢は不詳。追求すると命に危険が迫る。見た目のかわいらしさとは裏腹に、相当な毒舌家。
「ビスク」は射撃のエキスパート。ヘビィライフルの腕は確かだが、常日頃のセクハラまがいの言動で、女性陣からは冷たくあしらわれている。
「リエル」は、諸手持ちの大剣を武器とする近接戦闘のスペシャリスト。黙っていれば大変な美少女だが、気が強く、乱暴な口調でズケズケとものをいうのが難点。時折、アオにはしおらしいところを見せる。ツンデレの素質十分。
「シアン」は、銃とシールドを武器とする、小隊のマスコット的存在。リエルには弟のようにかわいがられている。非戦闘時は資料室にいることが多い。
「アイ」は、戦場でアオに助けられた民間人。その後の検査でメシアの資質があることがわかり、訓練兵として第二特務小隊に預けられる。アオを慕い、しょっちゅうちょっかいをかけるが、アオには「ちょっと残念な犬のようなキャラクタ」と認識されている。
フリータイムやトレーニングを上手に利用し、アオの能力を強化
ゲームの内容は、固定画面の全方向型シューティング+簡易アドベンチャー。メインとなる「ミッション」は、アドベンチャーパートとアクションパートとからなり、各ステージともに、
- アドベンチャーパート → 対ザコ戦のアクションパート → アドベンチャーパート →対ボス戦のアクションパート
といった構成。アドベンチャーパートでは一本道のビジュアルノベル的なシステムでストーリーが展開され、アクションパートではレーザー銃とブレードを武器にメナスと戦う。メナスは、昆虫やは虫類、鳥、獣など、さまざまな生物の形態をしているが、肉弾戦ではなく、各種光弾を発射して攻撃してくる。メナスの攻撃に対しては、敵弾を擦って避ける「グレイズ」を連続して行うことで、次に被弾するまでの間、攻撃力をアップできる。特に「ボム」はグレイズによる威力上昇量が大きい。回避能力に自信があれば、積極的にグレイズを狙いたい。
ブレイドは、ショットに比べて一発の威力が大きく、三連続攻撃まで行える。ただし大技を繰り出すと硬直時間が長く、また使うごとに一定時間威力が下がるという欠点もある。
ミッションとミッションの間の「フリータイム」では、基地内の施設を利用して基本訓練をしたり、第二特務小隊のメンバーと会話を楽しんだりすることが可能。会話により各隊員との「親密度」を上げたり、女性隊員の「恋情度」上げたりできる。親密度と恋情度はミッションのルート変化に影響する。
そのほかにも、
- アオのステータスを確認したり、装備を変更したりできる「ステータス」
- ストーリーとは関係なく、純粋にアクションパートを楽しめる「トレーニング」
- 入手したCGやサイドストーリーを鑑賞できる「ギャラリー」
などが用意されている。