シンプルで使いやすいWebページ更新チェッカ。最大1,000件のURLを登録できる。「WhiteCat」は、指定したWebページが「前回チェック時から更新されているかどうか」を調べるためのソフト。単にファイルの日付が変わっているかを調べるのではなく、Webページ内での“変更のあった行数の割合”や、指定タグの変更の有無により、更新されたか否かを判定する。
チェック対象のURLは、01から10までのいずれかのグループに登録する。更新チェックは、当該グループのURLを一括して行う仕組み。各グループには100件までのURLを登録でき、全体では最大1,000件までのURLを登録しておける。グループ名はユーザが自由に設定できる。
ユニークなのが更新の判定方法。Webページ更新チェッカでは、ファイルの更新日時や内容を、前回のチェック時と比較して調べるのが一般的だが、「WhiteCat」では、対象となるページごとに、
- 変更行数:ページ内で変更された行数の割合
- HTML/RSSタグ:HTML/RSSタグの変更の有無
のいずれかをチェック方法として選択する。「変更行数」を選択した場合は例えば、前回と今回のWebページのソースを比較し、あらかじめ指定された割合(初期設定では5%)を超える変更があった場合に「更新された」と判定する(Webページにはよくリアルタイムで更新される日付やアクセスカウンタなどを含むものがあるが、こうしたわずかな変更は、更新と判定されないようにできる)。「HTML/RSSタグ」は、特定のタグ(例えば<a>タグや<img>タグなど)が変更された場合に「更新された」と判定するもの。指定のタグ以外が変更されても「更新された」とは判定されない。
チェック対象として登録したページは、いくつかの方法で開くことができる。ひとつは「オープナー」。「WhiteCat」本体とよく似た構成のウィンドウ内にグループとURL、更新状態などが表示され、URLのクリックでWebブラウザで当該ページを開ける。二番目が「HTML展開」と呼ばれる方法。グループ/URLの定義をフレーム構成として含むHTMLをWebブラウザで開く。いずれの方法でも、登録済みのURLを簡単な手順で呼び出せる。そして最後が「ビューワー(WCatViewer.exe)」。HTMLをレンダリングされたページとして表示するのではなく、ソースで表示する。URLを登録する際、チェック対象とするタグを見つける場合などに便利だ。
RSSフィードが含まれるページでは、フィードの内容を取り込み、更新チェックの判定材料とすることも可能。そのほか、グループ/URLごとのチェック履歴表示機能なども備える。